産後うつ…「子供の体重が増えない」悩みから、夫にも実親にも責められる新米母の叫び

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 トピ主によれば、両親はうつに理解が全くなく、暴言もたびたび浴びせている様子だ。同じくトピ主によれば、夫もうつには無理解である。以下のような調子だ。

「苦しくて辛くて、そんな中今日、赤ちゃんたちが泣きだし、急いでミルクを作るも全く飲まず、本当にいらついた私は『いったい何なの? 何が悪いの? 何なの! 飲みたいの? 飲みたくないの? はっきりして! 寝たいなら早く寝て!』と怒鳴ってしまい、両親に叱られました。

 今、両親は出かけています。そろそろミルクをあげる時間です。不安で怖いです。赤ちゃんたちが泣きだしたらパニックになってしまうので、両親が出かけてくると言い出すと、本当に気持ちが沈んでしまいます。かといって、両親がいて心が安らぐかといえばそうでもなく、だけど両親がいなければ赤ちゃんたちを育てられない。私は本当にだめな人間です。うつだということで逃げている、ただの甘えた人間なのかもしれません。夫には甘えた考えばかりしている、もっと努力しろと言われます。みんな辛いんだと言われます」

「産後私の抜け毛がひどく、自分では気を付けていますが、抜け落ちているようで、家族に叱られます。確かに私がいけないのですが……。それと自分では頑張っているつもりですが、たとえばお風呂場に抜け毛が落ちていて拾うのを忘れていたりすると、何度も注意しているのにわざとやってるのか、自分の家じゃあ綺麗にするくせに自分の家じゃないからってきちんとしないなんてふざけるなと注意を受けます。毛の件だけではなく、怒られないように自分では気を付けているのですが、よく叱られることがあり、叱られるたびにつらくなります。前にも書いたかもしれませんが、出産した妹が私が出産したために里帰りできなかったんだぞ、妹の方が里帰りした方がよかったと言われた事もあります。両親には感謝していますが、昔から私は出来が悪かったので、叱られることが多く、今でも叱られると本当に苦しくなります。うまく言えませんが、尋常じゃない言葉を浴びることもあります。でも孫をかわいがってくれるので感謝しています。ちょっとしたことで心を傷ついているようでは母親にはなれないですよね。自分が大嫌いです」

「何度も書き込んでしまい、すみません。とうとうパソコンを使うことを禁止されました。私が体重の増えや飲み具合を気にしていることで逆鱗に触れてしまいました。自宅で保健師さんに診てもらうのもやめなくてはなりません。妊娠中私は精神的に不安定になり、無事に赤ちゃんたちが生まれてこないと思い詰めていました。私がいけないのですが、育てにくい子になったのはお前のせいだ、妊娠中に無事に生まれないとか言ってたからこうなったと言われます。本当に苦しいです。急に怒られたり本当に辛いです」

「精神科に夫を連れていったことがありました。理解してほしかったのですがだめでした。家族にも説明しましたが、飲んで効かないならどうして飲むの、薬やめたらとか、眠気でふらふらしているとそんなんじゃ育児なんてできやしないじゃない、何とかならないの、寝てばかりじゃない、普通のひとより楽しているのにこんなに手伝ってもらってまだ辛いなんて甘えすぎているきちんとしなさいと言われます。こっちだって手伝って大変なんだから少しは頑張りなさいと言われます」

 いやいや抜け毛は仕方ないだろう……。これらの叱責が事実ならば、この親・夫と一緒にいる限り、うつ治療は難しいのではないか? だが一方、うつの薬で眠りがちなトピ主に代わり、普段は両親が双子の面倒を見ているかのような記述も多々ある。また、家計が苦しいと訴えるも夫は「貯金から出せ」と、結婚前にトピ主が貯めた貯金を使うように言ってきたりするというのだが、うつ病で通院は続けている。また通院にも時折付き合っているようだ。トピ主の主観と、周囲の認識が異なっている可能性も否定はできない。が、なんにしてもトピ主が苦しんでいるのはおそらく事実だ。

 ミルクを飲まない、飲ませようとしても拒絶することもあるという双子の体重の増減についてはどうだろうか。

・3カ月半で4300g。トピ主「飲む量増えない」

・4カ月健診では4700g。トピ主「(保健所に)来ていた医師に体重が少なすぎると言われました。定期的に通っている病院で診てもらい、様子見となっています」

・5カ月、5300g。トピ主「少ないですよね。個人差だと思うようにしたいです。でもしつこくてすみませんが、毎回授乳で激しく泣かれ暴れられると本当に精神的にまいってしまいます」

・6カ月、5600g。トピ主「6カ月でこの軽さ、心配です。もうひとりの子の飲みも悪くなってしまい、今日は400ccでした。離乳食も食べません。何をしたらいいかもうわかりません。手を尽くしました」

 双子のミルクの量にここまで頭を悩ませ、飲んだ量や体重を逐一メモしており、そのノートはもう20冊になるのだという。最初の1~3カ月あたりまでは、産院で配布されるノートに授乳時間や量、排泄や睡眠について細かくメモをとる母親もそこそこいるだろうが、もう6カ月も継続していることになる。

 しかしその体重だが、WHOの発表している乳幼児の成長曲線を参考にしてみると、生後6カ月でおおよそ5800~9000gの範囲内ならば「理想的な成長の枠内」と言えるはずで、双子の体重が5600gであってもそこまで気に病むことではないのでは。2kgで産まれた子供たちが、ミルクを大量に飲まずとも5.6kgにまで成長したのだ。

 トピ主は何度も医師に相談をしているが“様子見”と言われ、そのたびに不安を募らせている。もうこれは双子の成長の問題ではなく、トピ主の心の問題だ。このトピに書き込む事で少しガス抜きができているようにも見えるが、そのバランスは危うく、どうにも心配になる。トピ主自身のかかりつけ医には一度入院を勧められた(が、なぜかその後、入院の必要はないと言われてもいる)ようだが、環境を変えるなどして、心が上向きになれるよう支援が必要ではないだろうか。

 双子たちを実親に任せていったんトピ主が一人きりで(あるいは夫と二人で)生活するのはどうかと思いかけたが、仮にそうなったとして、トピ主は自分を今以上に責めてしまうかもしれないし、実親や夫から非難されていっそう病んでしまう懸念もある。ああ八方塞。時間が解決してくれる、と思いたいが、ギリギリの精神状態で耐え続けるトピ主が不憫になる。何より腹が立つのはトピ主に「ちゃんとやりなよ」と言うばかりで心配の色すら見せないし、自分がろくに子供を見もしない夫である。おいおい、うつ病の妻が動けないなら、健康な夫が「ちゃんと」育児をやってみたらどうなのか?

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