若井「たとえば、休日に夫婦でどこかへ遊びに行く約束をしていたとして、でも前夜に先輩に呼ばれて飲んで、翌朝ちょっと起きるのがしんどい。出かける予定だった時間がきてもまだ僕が準備も何もできていないときに、(待っている)妻に『面白い漫画本あるからこれ読み』と渡したら、僕がいざ準備できてさぁ出かけようとなっても、(妻は)その漫画に没頭してて『いやいい、今日私これ読むから出かけない』となったり。漫画とか与えるとすぐ夢中になる、やいのやいの言うてたのにおとなしくなって、それを見てたらもう、娘にしか、見えない」
ドーナツと漫画本の例を上げられても、やはりマツコは納得できない様子だった。
古くから若井を可愛がっている矢部は、まだ結婚する前の話を持ち出した。そのころ若井は「「すごく可愛い子に会っても、股間が機能しない」とEDであることを矢部に告白していたが、芸人仲間の開催した合コンで妻と出会い、ひとめ惚れ。妻に対しては「股間が反応した」のだという。その報告を受けた矢部は非常に喜び、「これはすごい、運命の子や、と思ったの」。結婚時、若井はマスコミ向けに「子供は3人ほしい。男の子2人、女の子1人。名前はカツ・レツ・キッカにする」とコメントしていた。
しかし結婚後、妻が娘に見えてきたことで、再び若井の股間は反応を見せなくなった。
若井「他の芸人仲間と家族連れで遊ぼうとなって、他の芸人さんたちの奥さんはやっぱ、お子さんとか生まれたりしていて。(妻が)『私も子供がほしい』と言い出した。でも娘とそういう行為は……」
ここでまた「娘じゃないだろ!」と突っ込まれるも、「僕はどうしても娘にしか見えないので」と言う若井。今は離婚から1年以上経過したが、「親(=若井)のもとを離れて幸せになってもらいたい」という気持ちで、「だから毎日心配ですし」「罪悪感がすごくて、今でも考えるとウワアッてなってしまう」そうだ。心を落ち着けるために、休日はガンプラを金色に塗り仏像を黙々と制作しているが、自分を優しく心配してくれるケンコバや矢部のためにも、「自殺は絶対にしない」と書いて冷蔵庫に貼っているのだという。
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