独身女性の投資は、奇異の目で見られがち? 2戸の投資用マンションを購入する女性からのアンサー

【この記事のキーワード】

――冒険心に富む面と堅実に行動する面と、相反する性格が共存されているようにお見受けします。そういう方が、投資に向いているのかもしれませんね。

中村「たしかに手堅い仕事をしている一方で、好奇心は旺盛だと思います。不動産にしてもその他の投資にしても、世の中的にはあまりオープンにしない傾向がありますよね。公言してしまうと、『あの人は投資になんか手を出して』という目で見られることもある。私の場合は、そういう風潮があったとしても『やってみなければわからない』と、冒険したくなるんです」

――やはり、投資をしていると周囲から思わしくない反応があったりするんですね。

中村「女性の場合は、特に世間の見る目が厳しいと感じます。私自身、投資のことを公にしているわけではないのですが、税関系の申告のため会社に伝えざるを得ないことがあって。そんなときに、投資用の物件だということに対して興味本位に発言されることもありました。会社のみんなと同じように働いて得たお金を、自分なりに運用しているだけなのに、不思議なことですが」

老後に笑って暮らしたい

――自分と違うことをしている人に対する警戒心が、日本は特に強いと思います。

中村「周囲の視線を気にせず不動産投資という冒険をしてみたのは、息苦しい世の中に対する、私なりのささやかな抵抗といえるかもしれません。それで成功したら、面白いじゃないですか。いまのところ手応えはありますよ。『老後、笑って暮らせるかも』って予感しているんです」

――これから不動産投資をしてみたいと思われている女性にアドバイスがあるとしたら、どんなことでしょう。

中村「実は、女性の友人から真剣に投資を考えているという相談を受けることもあるんです。その際、私が伝えるのは、年齢を重ねるとローンが組みづらくなるので、興味があるなら早めに具体的な検討に入った方がよいこと。また、最初に自己資金をある程度持っておくこともおススメしますね。私の場合は800万円以上の貯金を用意していました。もちろんすぐに借り手がつけばそこまでお金がかかることはないのですが、たとえば地震でマンションが壊れて修繕が必要になるような事態にも備えて、余裕を持っていた方がいいと思います」

 シングルの女性が投資をしていると好奇の目で見られることもあると、中村さんはいいます。実は私自身も、女性で2戸も不動産を所有していると聞いたときには、驚きました。ところが中村さんにお会いしてみると、ハツラツとして親しみやすい方。お仕事で得た資産を、自分なりの方法で運用されている以外は、同年代の他の女性となんら変わるところはありません。

 一生懸命働いて得た貯金を、どうにか増やしたいと願うのは誰しも同じ。老後に不安を感じ、少しでも安心できる環境を作りたいと願うのも、年金などが行き詰まっている現状を考えれば、当たり前のことです。そのなかで、不動産投資にチャレンジしている中村さんのお話には、勇気づけられるものがあります。もちろん、投資には不確定要素がついてまわりますし、誰しも中村さんのように資金を蓄えられるわけではありません。でも冒険心と堅実さの両方を持って自分の将来をバックアップする道を探し、積極的に行動する姿勢は、真似することができるのではないでしょうか。

(蜂谷智子)

backno.

1 2 3

「独身女性の投資は、奇異の目で見られがち? 2戸の投資用マンションを購入する女性からのアンサー」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。