能年玲奈を芸能界から「追い出す」ことの理不尽

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 しかし、もう一度上のコメントを読んでみよう。「事務所に不満があるといって独立してもうまくいくわけはありません。芸能界に残るのは難しいでしょう」。なぜ? この芸能界の掟って、なんだかおかしくはないだろうか? 一般的な会社員であれば、会社を辞めるか辞めないかは本人の意志次第だ。どうしても「辞めたい」のなら会社が無理やり引きとめるなんてできないはずである。まして辞めたあとに、根回ししてほかの仕事をできないようにする、だなんてそんなことを、社員が辞めるたびにいちいちおこなう企業はなかろう。なぜ「不満があるから独立したい」のに、事務所側に義理立てしなければならないのか。これでは、事務所に対して不満があっても言いなりになるしかない、でなければ意図的に「干される」という芸能界そのもののブラック体質を公にしているだけではないか。

 能年だけに限らない。芸能界におけるタレントや俳優の「独立」「移籍」「干される」問題はいつもなんだかおかしい。1月に勃発したSMAP独立騒動もそうだ。また、SMAPと同じくジャニーズ事務所所属のタレント・中島裕翔(22)とのお泊り愛をスクープされた女優の吉田羊をめぐるここ最近の報道も明らかに変だ。熱愛報道の直前まで、あらゆるメディアが「吉田羊、吉田羊」と(いい意味で)騒いでいたのに、報道以後は「若い男のエキスを吸った代償は高くつく」と明らかに今後、吉田が芸能界で干されても「仕方ない」との論調となっている。「干されても仕方ない」の根拠は、ジャニーズ事務所の藤島ジュリー景子副社長のお気に入りに手を出したため、テレビ業界が気をまわして吉田を使わなくなるのではないかと言うのだが、そこに「気をまわす」業界って頭がいかれてるんではないか。

 現在、能年の姿は個人ブログでしか見ることができなくなっている。ブログの中の彼女は、『あまちゃん』の共演以来「母」と慕う小泉今日子(50)とのツーショット写真や、手作りの洋服を披露したり、身長が1センチ伸びたことを報告したり、写真満載でのびのびと楽しそうに過ごしている様子が伝わってくるのだが、「女優の仕事をしたい」のに出来ない無念はいかばかりだろうか。最終更新は5月10日で途絶えており、以降なんの動きもないのがやや気にかかる。能年ファンも同様のようで、本日の週刊誌報道の影響もあってか現時点では最終更新日のブログのコメント数は800を超えている。コメントは能年の状態を案じ、励ましのメッセージを書いたものが多い。彼女自身が「引退」を望んでいるわけではなく、再び彼女の演技を見たいファンもいる。なのに、むりやり「引退」へ追い込もうとする芸能界は、その異常性に気付かないのだろうか?

(エリザベス松本)

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