連載

アラサーのとき父を亡くしたのを機に、母と2人で暮らす一軒家を購入。10年住み続けたいま思うこと

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――なんと、脳梗塞まで。脳梗塞は再発することもあるといいますし、大変ですね。

松本「実際2回も再発したんです。でもリハビリが成功して、いまは弟も技術を活かした仕事で地位を得ています。ですから、心配でもあり、頼りにもしているという感じです。弟は結婚して家のすぐ近くの賃貸マンションに住んでいます。何かあったときのために、弟自身は家を買わず身軽でいてくれているようです。私が住宅ローンを払っているから、生活に必要なものは弟がお金を出してくれたりと、役割分担しています」

――お母さまは、当時お家の購入に対してどう反応されていましたか? 頭金などもすべて松本さんが支払われたのでしょうか。

松本「いいわね! という感じで、購入に賛成していました。実は購入物件も母主導で決まったようなものなんです。内見時に値段も聞かずに決めてしまったくらい、惚れ込んでいました。頭金も含めて支払うのは私なのに(笑)。 広々としているのと、日当りのよさが気に入ったようです。母は専業主婦で家にいる時間が長いので、結果的に母が気に入った物件にしてよかったと思っています」

――たしかに広々としていますね。いざとなったら弟さん家族も一緒に住める部屋数がありますよね。4LDKなので、弟さんご夫婦が7.5帖のお部屋を使えば、子ども部屋をひとつ作っても5人家族で暮らせます。いや、6帖あれば子ども2人でひと部屋もあり得るから、6人まで暮らせるかも。都内では望めないような、贅沢な広さです。

松本「庭も広くて50平米ほどあります。駐車場も2台分あるので結構ゆったり暮らせると思います。私の場合は家から職場までドア・トゥ・ドアで50分ほどですから、不便も感じないんですよね。都心だとマンションでも高額ですが、都外だと同じ金額で一戸建てが買えますよ」

「地域のメリット」にも着目

――都心部だと1LDKのマンションが3千万円ぐらいすることもあります。どちらがよいとはいえませんが、ご家族と一緒に住むなら都外もいいですね。しかも流山おおたかの森駅周辺は、かなり発展している地域です。最近は大規模商業施設ができたりして、人口も急激に増加していると聞きます。

松本「流山は子育てもしやすいらしいです。市内の駅と各保育園を結ぶ送迎バスがあって、共働きのお母さんに人気です」

 少子化で人口減少が加速する現代。郊外の地域や地方都市では住民を確保しようと行政や沿線の電鉄各社がさまざまなサービスを充実させています。路線によっては都内よりも都心部にアクセスのよい街もあるので、物件購入の際には視野を広げて考えてみるといいかもしれません。

――戸建てだからこそ管理が大変だとか、困ったことはないのでしょうか。

松本「うちの家族は皆のんびりしていますから、あまり大変さを意識したことはないですね。ただ、戸建てだと家が壊れたときなどは、思わぬ修理代がかかることはあります。その代わり、普段はローンのほかには固定資産税があるくらいで、修繕積立金を払ったりはしませんけれど。実はこの前、浄化槽ポンプが壊れてしまって、23万円の出費がありました。我が家の周辺はまだ下水が完備していないので、各家庭で生活排水用の浄化槽が必要なんです。その出費は痛かったですね。あとは困っていることといえば、モグラですかね」

――モグラですか!

松本「そう。音波で駆除するという機械を試したんですが、効果がなくって……。そんなことがありつつ、10万円という、都内ならひとり暮らしの賃貸家賃程度の価格で、庭付きの一戸建てに住めるのはうれしいです」

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