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この国で生きるには「お金」と「命」が必要…でもお金のことなんて教わっていない! ファイナンシャルおねえさんが教える「生き延びるためのマネー」

【この記事のキーワード】

頭の中にあったのは「生死」と「お金」

そんな苦しい20代でしたが、今に繋がるきっかけも見つけます。迷走しながら生きていく中、思い付いたのは自分探しの旅(笑)、私はインドに旅立つのです。しかも2回!

喧騒のインドで、見たこともないほど痩せた老人に「1ルピー!」と当時の3円を要求されたことを思い出します。インドには病院に行かなきゃマズいだろう、という人が路上にゴロゴロいました。彼ら彼女らは生きていくためのお金を手に入れようと必死です。そんな人達の姿を見たときに「自分は何を迷走していたんだろう、せっかく健康が確認されて、仕事も繋がったのに、何に感謝することもなく、何の気力も起こらなかった」と、自分のことが恥ずかしく思えてきました。

そんなことを考えながら、ガンジス河で沐浴したとき、やっと「死なない自分」を受け入れることができたのです。どうやら自分は死なないらしい、生かされているらしい。わざわざ生かされているということは、何か使命があるのではないか。拾った命みたいな感覚もあるし、少し勇気のいることをしよう、何か世の中に発信する人間になろう、そんなことが頭を駆け巡りました。

私のキツい20代はなんだっただろう……。20代を振り返ってみると、頭の中の背景にあったのはいつだって「生死」と「お金」。そうだ、私は「生きるためのお金」のプロになろう! それが私の使命に違いない! そこで、私はファイナンシャルプランナーとして、生きるための前向きなお金の知識や知恵を伝えていこうと決意しました。

生きるために必要なお金の知識はどこでも教わらない

とにかく、この国で生きていくには命とお金の両方が必要! 極端に言うと、命とお金がないと死ぬのです。

学校では「命の授業」が行われます。学校でも最低限には栄養の知識や身体の仕組みを教わりますし、社会に出てからも定期的な健康診断などで、自身の健康状況を専門家に見てもらうことができます。でも、お金についてはどうでしょう。生きるためにとても大切なことなのに、その知識や知恵は、学校でも社会でも教えてもらえません。

景気が良かった頃は、お金が死活問題になった人はあまりいなかったのかもしれません。でも、今の時代は、そうもいかなくなってきました。会社や国だけには頼れないということは、誰もが既に気がついていると思います。お金の知識を知っている人だけが得をし、知らない人が損をしているという現実もどんどん見えてきています。格差は広がっています。しかも、その格差は命に関わる問題です。これからの時代、健康とお金は車の両輪のように考えていかなくてはならないと思います。

きっと読者の皆さんは、一度はお金についてインターネットで調べてみたり、本を開いてみたりしたことがあると思います。でも、見慣れない単語を調べていくうちに頭がこんがらがってしまい、結局どういう仕組みになっているのかわからなかったという経験をされているのではないでしょうか? 「確定申告って何? 私もしないといけないの?」「所得税の額ってどうやって決まるの?」など様々な疑問をお持ちだと思います。

そこでこの連載では、お金に関する様々な仕組みについて、最低限知っておいて欲しいことを紹介していきたいと思います。回を重ねていくうちに、いつの間にか「お金についてとても詳しい人」になれる。そんな連載を目指します。「生きるためのお金」と言わないまでも、オシャレにも、美味しい食事にも、デートにも、素敵なお部屋にも、全てに関わるのがお金です。もっともっと、お金にも愛情を注いでもらえたらと願っています。

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