家を買う気持ちが固まる時期は人それぞれだから、資金や立地よりも「優先すべきこと」がある

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 近ごろはセルフリノベーションも流行っていますが、家のつくりは、扉の開きひとつとっても、暮らしやすさに深くかかわってくるもの。どんな間取りが使いやすいのか、また自分にとっては何がベストなのか、判断するには3年間のひとり暮らしの経験だけでは十分ではなかったということでしょう。

岡本「結局リフォームだけで400万円もかけてしまいました。それなのに、まだ満足がいかないんです。自分にとって住みやすい家とはどんなものか、もっと前々から考えておけばよかったんでしょうね。私の場合は実家が都内にあったので、わざわざひとり暮らしをするのももったいないと思っていましたが……」

30代でしておいたほうがいいこと

 実家が便利な場所にあるなら、そこに住んでお金を貯めるのは賢い選択です。ただ自分に最適な間取りや楽しく暮らせそうな立地についてなどは、ひとり暮らしの経験をとおして感覚が身についていくこともあるでしょう。実家暮らしが長い人の場合は、購入前にさまざまな物件を見たり、自分が希望する規模の部屋に住まう友人の家をチェックしたりと、綿密にシュミレーションしておいた方がよいようです。

岡本「仕事でリサーチしていても、いまの日本の若い人はとても堅実だとわかります。ですから、私がアドバイスする必要なんてないような気がしますが、家を買うなら、資金繰りのことと、理想の間取りについては、早くから考えておいた方がいいですよ」

――最後に、今後の物件活用について教えてください。

岡本「基本的に自分が住むだけですが、まずは快適な間取りで落ち着けるように、手を入れていきたいですね。あとはこの部屋で充実した50代を過ごせるような、夢中になれる何かを見つけたいです」

 インタビューを終えて、家を購入することは、すなわち人生を定めることではあるのだと実感しました。もしもまだ自分が「どこで、どう暮らすか」のイメージが湧かない段階であれば、納得できるライフスタイルが見つかるまで購入を待つというのも、後悔しないための大切なポイントなのでしょう。

(蜂谷智子)

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