社会

政党に頼らず自分の考えを持つ人が議員になるべき。民進党・共産党が掲げる女性候補者検証

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民進党の女性候補比率は自民党より少ない13.6%

民進党は22人の比例候補のうち3人が女性です。候補者の段階での女性比率は13.6%で、自民党の20%よりだいぶ低い割合になっています。

大河原まさこ
1993年に都議会議員初当選した当初から、生活者の視点から教育・医療・福祉・環境の問題に取り組み続けてきた議員です。政治家になる前は、主婦として市民活動に参加していた人で、市民参加型の政治を重視しています。都議だった当時は遺伝子組換え作物や輸入食物の残留農薬問題など、食の問題を中心に活動していましたが、2007年に民主党から出馬して参議院議員になってからは教育・医療・福祉・環境の問題、原発反対、憲法9条改正反対など政策の幅を広げており、全国区を対象とした比例区の代表としての政策を意識していると言えます。2013年には民主党の都合により公認が得られず無所属で出馬して落選しましたが、今回は再び、民進党公認候補として出馬しています。選挙対策によって翻弄されてきた候補者ですが、国政に対してどう打ってでるのか、今回の選挙では強い意志と戦略を見せているといえるかもしれません。

西村まさみ
いわゆる族議員で、歯科医師で日本歯科医師連盟の選出候補です。夫は元衆院議員の山本剛正氏です。もともと会社員の夫・娘がいた西村まさみ氏と、2度の離婚歴がある山本剛正氏は、新人の民主党議員同士で不倫スキャンダルを起こした末に結婚しました。政策としては歯科医師として、歯の健康の大切さや医療サービスの向上、働く女性として保育・育児支援の充実、国民として税金の使い道を明らかにし、国民主体の政治を築くといったことを掲げています。しかし伴侶を欺く人は国民も欺くのではないかといううがった見方を私はしてしまいます。

矢田わか子
パナソニックグループ労働組合連合会、副中央執行委員長という肩書きでの出馬で、いわゆる労組系議員です。労組系議員とは、労働組合の代表として出馬し、当選した議員のことです。非正規労働問題や長時間労働など、労働問題について取り組んでいる議員が多い一方、以前もお話ししましたが、日本の労働組合の「正社員男性が中心の組織」という問題点も考えると、労組系議員だからといって必ずしも本当の弱者の見方とも限りません。矢田わか子氏のことをネットで調べてもこれといって具体的な実績もスキャンダルも見当たりませんが、労働組合や企業での実務経験を考えれば、適切な人選なのかもしれません。政策としては 非正規雇用者や若者の雇用改善、長時間労働の改善など、労働政策を中心に掲げていますが、社会保障制度の充実、就学援助・奨学金の充実、セーフティネットの充実など、労組系議員らしい政策とともに、女性が抱えやすい労働・貧困問題に触れている点には好感が持てます。

民進党の女性候補は以上3人です。

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