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「ママの顔になったね、って本当かよ」発言にみる、SHELLYのリアルママ感

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 母の自覚がまだ芽生えないと発言したSHELLYは、正直に産後の気持ちを語っているように見受けられる。出産したからといって即座に「お母さん」に変身できる女性ばかりではない。SHELLYは出産を終えた報告として所属事務所を通じ「今は、私たちのところに来てくれたこの子を立派な人間に育てるという責任感と使命感に満ちています」とコメントしたが、“女に備わる(とされる)母性”ではなく、まさにSHELLYのいうように責任感と使命感をもって行動しながら人間は親になるのではないだろうか。筆者も産んだばかりの我が子と対面したとき、なにかちょっとした間違いがあればすぐに死んでしまいそうだと、産まれたての赤ん坊の弱々しさに恐怖したし、“死なせるわけにはいかない”という責任感のみで日々を過ごしていた。それなのに産まれたばかりの子どもはオッパイをたくさん飲むわけでもなく、すぐに飲んではやめ、弱々しく泣き、変な色のウンチをするばかり。夢中で情報収集して実践して、そうして1年が過ぎ、2年が過ぎ……と気付けばあっという間に日々が過ぎていくのだ。

 他人から「お母さんの顔になったね」などと言われても自分自身は「私……出産してお母さんの顔になった!」なんて思いながら鏡で顔をじっくり見つめるヒマもないのであるからまさに「本当かよ!?」と訝しむのである。少なくとも生後1年ほどまでは、鏡でゆっくりと自分の顔を見るヒマもなければ、丁寧に化粧水もつける時間すらなかったため、「もしかして乾燥してシワが増えた? それ遠回しに指摘されてる?」と慌てたものだった。

 一般的な「お母さんの顔のイメージ」は温和で優しそうで穏やかなものであろうが、実態としてそのような表情をつくれるほどの余裕が出るのは、産後数年が経過してからなのでは、と思う。むしろ「私……お母さんの顔になってる!」なんて言い出す新米ママさんがいたら、産後ハイになっている可能性大なので「ちょっと落ち着いて」と深呼吸を促したい。その点、SHELLYはとても(タレントらしからぬ)正直な言葉を口にしていたように思うが、これもまた賢い彼女の打算かもしれない……というのは穿ちすぎだろうか。そうだとしても、今後彼女が「ママタレ界隈の常識」を打ち破ってくれそうで、少し期待してしまう。
(ブログウォッチャー京子)

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