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離婚して子供の親権を得るために「家事育児」に取り組んだ夫/イクメン・杉山さんインタビュー【1】

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杉山 僕、もともと指輪をつけているのが苦手で。整髪料をつける時も、ベタベタするのがイヤなので結婚指輪を1回外しますよね。そのまま洗面所に置きっぱなしにして妻からよく怒られていたんです。仕事でパソコン打つ時も気になって外すので、つけていることが面倒くさかったけど、結婚当初は無理につけてました。6~7年前のある時、妻に浮気を疑われたんですよ。妻は「この人最近冷たいから、絶対外で浮気しているんだろう」って疑いを持っていた。それで僕の左手を見たら指輪してないからクロだ!って。

――でも、気になっちゃうかもしれないですね、急に外していたら……

杉山 それが、違うんですよ。その時点で指輪を外してから5年経っているんです。

――えっ、5年もつけていなかった?

杉山 指輪のことを問い詰めてきた妻にも、「待って。まず言わせてもらうと、5年してない」と。昨日今日外したわけじゃないんですよと言ったら、「えーっ!?」って驚かれて。「そもそも旦那が5年間、指輪をしていないことに気が付かない奥さんってどうなの?」「アヤコが指輪を外したことに、俺が5年間気付かなかったら、そんなに興味を持たれていない相手と一緒にいるのどう思う?」と逆に問い詰めたら、ぐぬぬ……と。しかも……それ以上に僕が驚いたのは。そもそも、その指輪を5年前に外したとき、妻に「外します宣言」してるんですよ。

――えっ、なのに忘れられて?

杉山 えぇ。その5年前、やっぱり家事のことで大喧嘩した日があって。家事の分担について話し合いをしたのに、結局僕がやることが増えてきて「話し合いで決めたじゃん」、「その時はそう言ったけど、出来ないもんは出来ないんだよ」と口論になり。僕はそのとき、「もう奥さんとか夫とかの前に、人としてどうかと思うし、パートナーとして成立してないから、もうあなたを妻として認めません。妻として認めるまでは、指輪は外します。あなたにどんなに頼まれても、はめません」って言って、指輪を外しているんですよ。

――その大喧嘩を、奥様は忘れていた?

杉山 はい。その指輪外す宣言は妻にとってかなりショックだったみたいで、「ごめんなさい」って泣いて謝っていたんですが、5年経過してみれば、もうまったく覚えていなかった。覚えてないってことは、あのときの喧嘩で泣いて謝罪したのは、完全にその時に許してもらうためのパフォーマンスだっただけじゃないか、と。これでさすがに僕もキレてしまいました。

――その事件から、離婚について着々と準備を?

杉山 そうですね。よく、結婚するより離婚する方がパワーがいるっていうじゃないですか。それを考えた時に、自分の覚悟が決まるまで、もうちょっと、もうちょっと、って先延ばしにしてたんですが、そんな中で妻に「もし離婚して、親権は母親になった時、俺のことは子供にどう説明する?」って聞いてみたんです。そしたら「死んだことにする」って言われて。2度と長女に会えなくなるのは嫌だし、これは甘い考えで離婚したら駄目だから、なんとしても親権を取れるように準備をしよう……と、メモを取るようになっていたんです。

<続くパート2では、離婚へ向けての準備中……なんと、妻・アヤコさんの妊娠発覚!杉山さんが2人目の誕生前に気付いたことが、夫婦関係の修復へと導きます。それは一体どんなものだったのでしょう?>

【2】離婚寸前から夫婦が再生できた理由/イクメン・杉山さんインタビュー
【3】「不倫」と一括りにするけれど…父・母が癒しを外に求めることを、否定できない/イクメン・杉山さんインタビュー

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