「ダメよ~、ダメダメ」から2年半、日本エレキテル連合が目指す王道ではない道

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コントのキャラは自分じゃないから恥ずかしくない

――数年前は勝手に家から出るなんてできない関係性に見えました。中野さんがいないと橋本さんは何も出来ないというか……。

中野:橋本に自我が芽生えてしまったんですよ。

――以前から橋本さんの自我のなさについては語られてましたね。単独ライブを見させてもらったら、橋本さんの演技力、キャラになりきる力がすごくて驚いたんですけど、それも自我がないから、なんですか?

中野:だと思います。本当に自己というものが何もないんで……(笑)。

――それ本当なんですか?(笑) 橋本さんがただ我慢しているのではない?

橋本:そもそも自我はあったんですけど、中野さんにいろいろ教えてもらってるうちになくなったんです。

中野:2年くらいかけて白いキャンバスのようにしていったんです(笑)。今や男の人でも女の子にでも、いろんなものになれるようになって。そこは橋本さんに勝てないですね。橋本さんが褒められると嬉しいんですよね、自分の作品というか。

――他の人が相方だとダメだったでしょうね。

中野:こんなに自我を抜かしてくれる人はいないから、橋本さんを相方に選んだのは間違ってなかったんだって思ってます(笑)。

――橋本さんはその一方で、女子っぽい人になりたいっていう願望もあるんですよね。

橋本:常にありますね。

――その女の子でいたいことと、コントでとんでもないキャラになりきることの間には、矛盾はないんですか?

橋本:そこに恥ずかしさは一個もないですね。

中野:そこは橋本さんのすごいところです。普段は、普通の女の子もやってるんですよ、吉祥寺で新しく出来たカフェ行ったり。私なんか、細貝さんを久しぶりにやったとき、「恥ずかしいな、なんでこんなことしないといけないんだろう」ってメイクしながら思ってたのに……。

橋本:自分で考えたのに!

中野:なのに、この子は平気で……。

橋本:自分が演じるキャラは自分ではないから、きっちり分けられるんです

中野:こっちのほうがホントは変なんです。

橋本:普通です!

中野:そういうの見ると、私のほうがなりきることには向いてないと思います。

橋本:自分で考えたことには自信がないけど、相方が考えてくれたことだと思うと自信が持てるんです。私が言うのもなんですけど、中野さんが考えるネタは面白いので。だからプレッシャーもないし、キャラになりきるのも恥ずかしくないし、お客さんの反応で気持ちが揺らぐこともない。やってきたことをやるだけです。

――なんかすがすがしいですね……。

中野:私なんて、客席の受けが悪いと、早く終わらせたくなって巻いてしまうんですけど、橋本さんはそんなこと全然ないんですね。すべってもネタを考えたの私だから、自分のせいじゃないって思ってるのかもしれないけど(笑)。

橋本:でも、私生活では普通の女の子に近づけるように、カフェとかに行きたいですよね。

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