
「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr
家を購入する際に、築浅にこだわるかどうかは大きなポイント。概して築浅は割高ですし、立地のよい家がなかなか見つからないこともあります。最近では築年数の経ったマンションの部屋を、おしゃれにリノベーションして住まうことがひとつのトレンドにもなっていますよね。
今回は、ヴィンテージマンションのリノベーションに憧れていたにも関わらず、結局築浅物件を購入した田畑さんにお話をうかがいます。彼女は物件選びをするなかで考えが変わったといいますが、どんな原因があったのでしょうか。
メーカー勤務の田畑さん(40歳)の場合
【田畑さん&お部屋のプロフィール】
田畑さん:メーカー勤務。購入時は35歳、独身。現在は子どもと2人暮らし。九州出身。マンションは実家の沿線。当時の年収は300万円程。
所在地:福岡市中央区 天神駅徒歩12分
専有面積:約57㎡
築年数:6年(購入時)
間取り:2LDK(例:間取りは15帖のLDK、7帖と5帖にトイレとバスルーム)
価格:2,150万円
管理費:5,200円
修繕積立金:6,000円
月々のローン返済:月々約6万円 30年ローン
ーー当時は独身で、ご実家も現在の住居から近いのですね。マンションを購入されたきっかけはあったのですか?
田畑「もともとインテリアが好きで、内装に自分の希望を反映して作りなおす、いわゆる”リノベーション”に興味を持ち、築30年くらいのマンションを安く購入して好きなように改造しようと思ったのがきっかけです。今のマンションを買う前は賃貸物件に住んでいたのですが、それが62㎡のリノベーション物件でした。その物件の外観と部屋のギャップが気に入ったんです。当時新築マンションには手が届かないと思っていましたが、内装を一度すべてサラにしてからのリノベーションなら値段も安く、しかも新築同様に自分の思い通りの部屋に住めるのではないかと思いました」
ーーリノベーション物件、流行っていますよね。どんなお部屋が好みなんですか?
田畑「北欧風といいますか、ナチュラルなテイストでベースは白色、木の暖かみのあるシンプルな感じが好きです。インテリアショップでいうと、アクタスやウニコの提案している雰囲気です」
ーーいいですよねー。北欧風のお家。元々北欧には古いものを大事に使う考え方が根付いているので、リノベーション物件と北欧インテリアはよく合うんですよね。でも結果的に築浅物件を購入されたのは、なぜでしょう。