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夫のための料理が苦痛な結婚20年め、「親の顔を立てて」と退職要求の婚約者…結婚とは何か? を問いかける

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 トピ主はさらに続ける(長いっ!)。

「今まで散々、夫の数々の好き嫌いに合わせ、嫌いな食材は出さないよう、気分良く食事をしてもらう為に、好きな料理を積極的に選んで、私なりに夫に合わせてきました。夫に喜んで欲しいと思って作ってきました。でももう、虚しくて、馬鹿馬鹿しくて、やる気が完全にしぼんでしまいました。
夫の為に料理を作る気がしません。
どうでもよくなったと言うか、別に喜んでもらわなくてもいいや、と思ってしまってます。
とりあえず何か適当に火を通して、ケチャップ添えて毎日出してみようかな?とか考えたり。
キャベツが手頃な値段になったら、お好み焼きを作ってあげたいと思ってましたが、その気もなくなりました。(もちろん、夫の好きなお好み焼きはソースのかかった普通のタイプです)」

 という、愚痴トピだった。

 コメントでは「好きにさせてあげなよ」「ご主人はケチャップが大好きなケチャラーなんですね」など、夫は単に何にでもケチャップをかけたがる“ケチャラー”であり、それを許容すればよいではないか、という意見が相次ぐ。うんその意見もわかる。でもたぶんトピ主は「こないだは居酒屋でソースのかかったとんぺい焼きを食べてたのに!」という気持ちもあるのだろう。そして、これまでケチャップを足して欲しくなかった料理に夫がケチャップをかけることが嫌で、不満が溜まっていたのだろう。

 でもおそらく、本当に夫はケチャラーなんだと思う。トピ主の夫への愛情からくる料理へのこだわりもわかってない気がする。まぁ、トピ主はそれが嫌なんだろうな。味をバシッと決めた美味しい料理を、そのまま食べて美味しいと喜んでもらいたいんだと思う。トピ主レスでは、ケチャラーな夫のさらなる料理へのこだわりを明かす。

「好みが単純なら予測しやすいのですが、夫の好みは複雑でいて『これでないと』との拘りが強いのです。例えば、大好物のお好み焼きも、青海苔がないと食べません。(夜中でも買いに探しに行き、何としても青海苔をかけて食べようとする。お好み焼きが冷めてしまっても青海苔優先) マカロニサラダはケチャップを足しますが、ポテトサラダは足しません。フライも食材によって、かけたいものが違うそうです。あと、思い出しましたが、ソースはソースでもウスターは使わない、使うのは、お好み焼きソースととんかつソースのみでした」

 げぇ~~面倒臭い! こだわりがあるんだか、ないんだか……。てか、さっき「天ぷらにウスターソース」と書いてなかったか? 味が濃ければ良いって話でもないんだぁ。これは付き合い続けるのが苦痛になりそうだな。

 トピ主はやりとりを経て頭が整理されたのか、今回怒った理由をこう分析した。

「夫の好きなお好み焼きの代わりに作った物を全否定され、プッツリとやる気の糸が切れたのです」

 確かに夫は妻への感謝が足りなそうな気配はあるなぁ。トピ主の不満は止まらない。

「夫はなぜ私に作らせるのでしょうか? 自分で好きなだけ好きな味付けで作ればいいのです。それなのに私のが食べたい、作ってと言うのです。ならば何も言わず黙って出された物を食べればいいと思いませんか? ソースのかかったとんぺい焼きを、この前は食べてたじゃないですか? なぜ今更『嫌い』だと言うのでしょうか? 作った人の目の前で、それを食べもせず言う神経がわかりません。
ここまで人の気持ちが汲めないものですか? それとも20年、私が甘やかしてきたツケですか?
だからもう作れなくなりました。私が自分で蒔いた種ならば、これから20年、夫に料理を作らずにいたら、彼も変わるでしょうか?」

 うん……想像以上に重いトピだった。もう作らなくていいんじゃない?? 夫は、下手くそだが料理は作れるみたいだし。だがコメントではトピ主の怒りのポイントが理解できないとの声も相次ぐ。

「何で20年我慢して今切れるんだろ? 好きにさせてあげたらってのは最後まで好きにさせてあげたらって意味じゃないの? トンペイ焼きにも色々レシピとかソースケチャップあるじゃん。その『トンペイ焼きだよ』の説明って何なんですか?」
「貴女の作った料理をおいしく食べようとしたんですよね? 調味料なんて当人の好きな物を選ばせたら良いと思うけど」

 多くの人が許容できるということを許容できなくなったトピ主の事情としては、やはり夫に喜んで欲しいという気持ちが強かったことが背景にあるように思える。ケチャップをかける行為に、愛情を拒絶されたり受け止めてもらえてないと感じたのだろう。結局トピ主はしばらく夫のために料理を作るのをやめた。次の正月のおせちは、自分の食べたいものを作るという。そして話は“主婦という存在”そのものへと移る。とんぺい焼きから壮大な話になるな~。

「時々思うのですが、主婦はお手伝いさん扱いならばまだ全然マシです。家事を仕事として認められてますから。主婦は『召し使い扱い?』と時々思わされます。夫の気に入らない物を出して激怒されたことは何度もありますよ。あと、料理にかけるもの(夫の拘り)が用意されてない時も責められます。青海苔を忘れたのは一回だけですが、あまりの怒りように、未だに軽くトラウマです。
会社で仕事のミスをしてもそんな怒られ方はしませんね。この違いは、主婦の家事労働がいかに低く扱われているかなのか、単に夫から私という存在が低く扱われているからなのか?」

 夫は主婦としての妻を軽く見ているようだ。しかも終盤の追加レスで、共働き夫婦であることや妻側に財産があることも明かされた。それまで「専業主婦なら料理は貴女の分担じゃないの? 貴女は、不貞腐れて自分の職場を放棄したのですよ? これって、専業主婦の料理なんて、ちょっとやそっとサボったって大したことないと、貴女自身が自分の仕事を軽視しているのですよ? 仕事だったら、職場放棄、職務怠慢で減給か解雇ですよ」というコメントもあったが、また流れが変わってくるかもしれない。

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