学校の先生は無条件に、信頼・尊敬できる人物だと考えている人は多いかもしれません。しかし教員も同じ人間ですし、残念ながら必ずしも信用できる相手ばかりではないのが実状です。体罰やわいせつ行為など、生徒に被害をもたらすこともゼロではないということです。
教師が生徒、児童に対して行うわいせつ行為や性的な嫌がらせは「スクールセクハラ」とも呼ばれ、文部科学省の調査によると、公立学校では年間200人前後の教師がこういった行為で何らかの懲戒処分を受けているそうです。
被害生徒、児童側が刑事告訴を行えば、加害者教師には強姦罪や強制わいせつ罪などが適用されます。「スクールセクハラ」はれっきとした性暴力、性犯罪です。しかし被害者が児童であることから、警察は怖い、親にはかわいそうで言えないなど、表沙汰になりにくい背景があります。
また、我が子がスクールセクハラの被害に遭っていると知ったとき、保護者もどのような対応をすればいいのかわからず戸惑うことが多いでしょう。
自分の家族が教師から性暴力を受けたらどこに相談すれば良いのでしょうか。セクハラ相談室や保健室を訪れてみるという方法もありますが、学校の人間には相談しにくい場合など、以下、参考にしてください。
法務省
0570-003-110
IP電話の方はこちらから→http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken66.html
平日8:30~17:15
0570-070-810
IP電話の方はこちらから→http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken66.html
平日8:30~17:15
0120-007-110
平日8:30~17:15
IP電話の方はこちらから→http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken112-1.html
文部科学省
0120-0-78310
公立学校は、
私立学校は、
警察機関
・犯罪被害者ホットライン(警視庁)
03-3597-7830
月曜~金曜8:30~17:15
・総合相談センター(警察相談の総合受付)
#9110 又は03-3501—0110
月曜~金曜8:30~17:15
民間の相談機関
03-3207-3692
第1・3・5水曜日 18~21時/土曜日15~18時
1983年に設立された日本初の強姦救援センターです。
03-5607-0799
24時間365日受付
・NPO法人 レイプクライシスセンターTSUBOMI(ツボミ)
03-5577-4042
月曜~金曜(祝日は除く) 14~17時
072-330-0799
24時間ホットライン
支援員と産婦人科医(女性)が24時間体制で対応します。
・思春期サポートグループ サチッコ(SACHICOとつながりのある支援グループです)
06-6632-0699
水曜~日曜 14~20時
19歳以下の子ども専用窓口
022-274-1885
平日13:30~16:30/第1・2・3・4火曜18:30~21:00
「性暴力ゼロ」を目指して活動する団体です。相談受付は準備中ですが、性暴力に合った時どのように対処すればよいかなどHPに記載があります。
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▼児童への性虐待「成人まで時効停止の方向で検討」がなぜ必要なのか
▼教師から生徒への性被害 『スクールセクハラ』が「魂の殺人」といわれる理由