
水嶋ヒロ OFFICIAL SITEより
1月17日、水嶋ヒロが自身のインスタグラムに、娘のために抱っこ紐をつけてスタンバイする自身の姿を投稿した。これには「かっこいいパパだー!」「なんて素敵なイクメンなの」「私もこんな旦那ほしい」と、水嶋を“イクメン”だと褒めたたえる声が多く上がった。男が抱っこ紐をつけただけでイクメン扱いされる風潮には疑問しか感じないが、一方で水嶋のアンチの多さには同情してしまう。
水嶋ヒロのオフィシャルサイトにはこの時の様子がさらに詳細に書かれており、家族でタイのリゾート地、ソネバ・ジャニへ旅行に行っていたそうだ。画像を見ると、水嶋が常に娘(年齢は1歳半ほど)を抱っこしていた様子である。少し前に、水嶋が手料理をインスタ投稿した際も「素敵!」「イクメン!」と絶賛するコメントが相次いでいたが、こうした具合に水嶋が“イクメン”の賛辞を浴びると、同時に「ヒモのくせに!!!」「育児より働け」といったバッシングも急増するから不思議だ。
父親が育児をするのは当然のことであり、水嶋の日常的な行動をことさら「イクメン!」と持ち上げる風潮も気味が悪いが、妻・絢香の事業をサポート業することを「落ちぶれた」「ダサい」と批判して性別役割分業(=男性は外で仕事をすべき)を強調することで彼を「ヒモ」と侮蔑する向きもまたひどい。
もしも絢香が結婚や出産を機に歌手活動を休止・引退し、水嶋の芸能活動をサポートしていたのなら美談になっていたんじゃないだろうか。
ちなみに、「ヒモ夫」「働け」といった罵倒がしょっちゅう飛ぶが、水嶋は働いている。2016年4月に株式会社3rd i connectionsを設立し、株式会社じげんのCEOならぬ“CLO”(=チーフ・ライフスタイル・オフィサー)という役職に就任しており、9月にはマゼラン・リゾーツ・アンド・トラストという旅行業を扱う会社のブランディングディレクターにも就いている。多くのプロジェクトを抱え、日々WEBサイトの運営や企画とコンテンツ制作、社外の監修案件、投資、会社の経理など業務内容は多岐にわたるようだ。
ただ水嶋は誰かに強制され時間を拘束されて不自由な働き方を強いられているわけではなく、あくまでゆとりある働き方を実現しているように見える。そこがアンチの癪に障るのだろうか。労働は苦役でなければならない、という決まりなどないというのに。
(ボンゾ)