「別れた元夫に住宅ローンを支払わせたい」というシングルマザーの願いは叶えられるか?

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家を買うことで、リスクを背負いたくない。

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かおりんさん 34歳

34歳。神奈川県川崎市のマンションでひとり暮らし。シングル。企業で商品企画の部署に勤務。年収600万円ほど。

かおりん:初回のレクチャーで“あまり借り入れしすぎると、ローンを返済できなくなるリスクについてうかがいました。私にとって家を買うのは思い切った決断で、怖くもあります。できるだけリスクヘッジしたいのですが、そのためにはお金さえあればよいということなのでしょうか?

田中:リスクはお金の面だけではありません。もちろん資金が多ければ何かあったときに助けになるという意味で、お金は有効なツールです。ほかには保険をかけることもリスクヘッジになります。でも、そもそも金銭面のリスクヘッジだけでなく、周辺環境なども購入前にさまざまなことをきちんと調べておくことが重要ですね。

かおりん:お隣さんがどんな人かとか、ご近所の環境とかですね。それは、どうやったら調べられるのでしょうか。

田中:なかなか難しい問題です。近隣住民がどんな人かは、売主が一度はそこに住んでいた人なら分かるでしょう。しかし賃貸物件として所有している売主だったり、不動産会社の持ち物だったりすれば売主も知りようがありません。なかには住民の情報を知りたいがために、購入希望のマンションに張り込んで、「このマンションの住み心地はどうですか」「買いたいんですけど、売る予定はありますか」と住民に聞いてまわる人もいるそうですよ。

管理に対する住民の姿勢を知るには?

かおりん:とてもそこまではできません! 住んでいる人の情報を見つけるのは本当に難しいですよね。一応マンションの口コミサイトもありますが、すべてのマンションにたくさんの口コミが集まっているわけではないですから。

田中:確かに難しいですね。一方で修繕計画を立てたり、日々の掃除などをどうするかを決めたりといった“管理”については、知る手立てがあります。各マンションには管理に関する書類があって、年に一度の定期総会や理事会の内容を記録してあります。こちらは、不動産屋さんに頼めば出してくれることが多いですよ。それを3年分ぐらい読めば、だいたいマンションの事情が分ります。

かおりん:マンションの定期総会は、形ばかりの総会が多い印象もあるのですが。

田中:まさに、そこを見ればいいんです。マンションによって全然違いますが、賃貸に出している人ばかりではなく、持ち家に住んでいる人の比率が大きいマンションであれば、きちんと課題に向き合っているケースも多いですよ。自分たちの住まいのことですからね。そういった状況を見るためにも、議事録をチェックすることが重要です。

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