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雇用保険ってスゴい! 失業から勉強、子育てまで応援してくれる前向きな制度

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会社を辞めずに受け取れる、お勉強や子育てに対する給付も!

 2つめのお得給付は、厚生労働大臣が指定する講座を受けると、支払ったお金の一部をもらえる「一般教育訓練給付」というものです。大臣指定なんて言われると、どんな堅苦しくて難しい講座か……と思いますが、事務系、英語関連、ITシステム、福祉、いわゆるガテン系や飲食関連など、多くの資格試験等の講座が対象になっています。講座内容の紹介はこちらのサイトで随時アップされています。

 雇用保険に入っている期間が3年以上(初めて支給を受けようとする方については、当分の間、1年以上)などの要件はありますが、会社を辞めている必要はありません。もらえる金額は、教育訓練経費の20%相当。ただし10万円が上限です。

 3つめは、「育児休業給付」です。こちらは原則1歳(保育所がないなどの理由で1歳6カ月までの延長可能性あり)未満の子のための育児で会社を休んだ場合にもらえる給付で、いくつかの要件はありますが、1年以上雇用保険に入っていると給付される可能性があります。

 もらえる金額はだいたいのお給料の日額の67%(育児休業の開始から6カ月経過後は50%)相当です。妊娠、出産を乗り切ったら、次にやってくる子育て期間を、会社を辞めることなく過ごせるように応援してくれるかのような嬉しい制度なので、ありがたく受け取って職場復帰を目指しましょう。

正社員だけの特権ではない

 「雇用保険」というと、イコール「失業保険」と思われがち。でも、何も公園のベンチでため息をつくリストラおじさんといった、絵にかいたような失業者に対してだけにサービスを用意しているわけではないのです。

 仕事を探している人のための給付が充実しているのはもちろん、未来の仕事に役立つようなスキルを身に付けるための応援をしてくれる給付、大変な境遇でも仕事を辞めずに続けていけるような給付、そんな前向きで明るいプラスアルファの給付もあることを覚えておきましょう。

 また、正社員だけの特権と思っている人も多いのですが、今はそんなことはありません。週に20時間くらい働いていれば、パートでもアルバイトでも、立場に関わらず雇用保険が付いている可能性が高いので、お給料から「雇用保険料」が天引きされているか確認してみましょう。天引きされているのが確認できたら、「雇用保険」の中身についても調べてみてくださいね。

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