家を買い隊、内見を開始! 築浅希望だった女性が築古マンションを見る時どこに着目する?

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「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

「女ひとり、家を買う。」Photo by Amanda B from Flickr

 住宅購入に興味はあるけれど、家を見に行く“内見”に至らないケースは多いもの。住宅購入は、衣料品などを買うことに比べて、圧倒的に機会が少なく多くの人が初めての体験。一体どこをチェックしたらよいのかもわからない……と、心配に思うのも無理はありません。

 そこで本企画では、住宅購入をシミュレーションする“家を買い隊”がマンションの内見を体験し、リポートします。特別にアドバイザーであるさくら事務所のカウンセリング付き。内見で気をつけて見るべきポイントなどをうかがいます。

 今回内見に行くのは、ベラさん。2回連続リポートの1回目は、内見をした感想をうかがいました。

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ベラさん、39歳

【プロフィール】
既婚。東京都渋谷区の夫名義の分譲マンションで2人暮らし。自宅とは別に、投資用として物件購入を検討中。約10年の専業主婦期間を経て、2017年1月から飲食系企業で就業。年収は500万円弱。

【内見した物件】
所在地:目黒区 京王井の頭線「神泉」駅から徒歩7分
専有面積:約50㎡
築年数:45年
間取り:1LDK
価格:2,900万円(内装リノベーション済)

――どうしてこの物件を内見してみようと思ったのですか。

ベラ:現在住んでいるマンションの最寄駅は渋谷なので、神泉はそこから井の頭線で一駅、今回内見したマンションは自宅から歩いても行ける場所です。土地勘があるので、広告を見た瞬間に立地がよいことが分かりました。それに、予算を3,000万円ほどで考えているので、リノベーション済みで2,900万円なら価格帯もちょうどよいのかなと」

 今回内見したマンションの場所は、渋谷駅まで徒歩15分程度。渋谷からのびる国道246号線から1本坂道を入ってすぐの場所です。おしゃれといわれる代官山や三宿なども散歩圏内。都会的な生活をしたい人には魅力的な場所だといえます。

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国道246号線は代官山、渋谷、六本木へとつながっている道路

――以前は、築10~20年の物件がご希望だとおっしゃっていましたが、このマンションは築45年。条件からは外れていますね。

ベラ:実は、昔からヴィンテージマンションに関心があるのです。たとえば『秀和レジデンス』のような築古でも趣があるマンションの、内装をリノベーションして住んでみたいという気持ちがあります。

――秀和レジデンスとは、ヴィンテージマンションの代名詞となっている分譲マンションシリーズですね。1960~70年代に建築された、青い屋根と白い鱗壁が特徴的で、今も人気があります。秀和レジデンス専門の仲介会社もあるぐらいですものね。

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