社会

関係者の逮捕相次ぐ…そもそも「無修正AV」とは何なのか?

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「通常のAVとの違いは何かといっても、特にないですね……。人気のキカタン女優さんはバンバンどっちも出ますし。無修正動画の現場では本編だけでなく複数のコンテンツ撮りもありますけど、それは無修正関係なく普通のAVの現場でもやってますし」(AV関係者)

――コンテンツ撮り、とは?

「一連の流れでセックスに至る本編動画ではなく、性器の接写とか、オナニーだけ、フェラだけの短編動画です。あとはそんなに、撮影自体に違いはないです。モザイクがないので中出しは必ずガチになるため、女優さんにはアフターピルが渡される場合もありますし、低容量ピルを服用している女優さんを起用することもあります。それはモザイクありの真正中出しの現場でも同じですね」(前同)

――コンドーム装着の有無に関しては?

「ああ、普通(モザイクあり)のAVの現場ではコンドーム装着はありますね。モザイクありのAVだと真正中出しモノ以外では原則、コンドームをつけて挿入しているのですが、無修正は中出しモノでなくてもナマ挿入になります。だから撮影前に必ず性病検査の結果用紙確認をしますね」

――絡み回数などキャストの負担に関してはどうか。

「そこの制作会社次第ですね。無茶苦茶なスケジュールの現場もありますが、ゆとりのあるスケジュール組みをするところはあるだろうし、普通のAVと同様です」

――無茶苦茶なスケジュールというのはたとえば?

「1人の女優につき、パッケージ用のスチール撮影4回分、中出し動画撮影3回分、コンテンツ動画撮影2回分を1日で撮ったり。モザイクありの普通のAVでも、本編の撮影の合間に裏撮りといって、他のDVDに収録するための動画撮影を組み込んだり、コンテンツ撮りや、女優さんの下着をオークションで売る為の着用写真を撮ったり、1日で詰め込もうとする制作会社は多いです。ただ女優さんは、無修正の現場のほうがわずかですがギャラが良いです。男優さんはメーカー作品でも無修正動画でもギャラは変わりません」

先日敢行したAV業界関係者座談会では、労働法を無視した現場の労働環境について明かされた。それは無修正動画の制作現場でも、メーカーものの制作現場でも似たり寄ったりなのだろう。

モザイクなしの無修正でセックス動画が公開されると知りながら撮影に協力したら、罪に問われる。これまで見逃されてきたこの問題が追及されることで、AV業界はどう変化していくのか。さらに今回の逮捕では、すでに引退している女優の本名・年齢まで晒す必要があったのかどうか疑問が残る。業界全体の萎縮を狙っているのだろうか。

(水品佳乃)

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