所有する物件を売るか、キープするか。「マンション売りどき」とされる今だからこその葛藤!

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川野:……(Web上の写真で外観を確認しながら)ふーむ。見たところ、このマンションの建物の構造は真四角で、耐震の観点では悪くないですね。ただ、入り口が階段になっていて、バリアフリーの点では気になります。内見の際にはどこかに別の入り口がないか、スロープはついていないか確認してみてください。あとは1階が店舗になっていますので、その店のなかに入って構造を調べた方がよいですね」

姉ケ崎:ベラさんのバーチャル診断で、ピロティがあるマンションは要注意とおっしゃっていましたが、店舗もダメなんですか? 都心には1階が店舗になっているマンションも多くありますが。

川野:問題は店の構造です。このマンションの場合は、ワンフロアがアウトドア店になっていますね。もしも店のなかに壁や柱が少なければ、ピロティと同じことですよね。また天井高も、店舗だと高い傾向にあります。天井が高ければそれだけ支えが必要になり、これも地震の際には建物が不安定になる原因となります。安全性を気にされるのであれば、耐震診断をしたのかどうかを確認する必要があるでしょう。

姉ケ崎:なるほど、確認します! あと、実はこの物件は“オーナーチェンジ物件”で、現在13万円で賃貸に出しているものです。そのオーナーが所有権を手放すので、賃貸で住んでいる人は引きつづき居住して、オーナーだけ代わりの人を探しているとのこと。ですから、すぐに私が住めるわけではないのですが、資産として持っていて、将来適当な時期に移り住むのもありかなと。

川野:賃貸借契約がいつ切れるのかが、気になりますね。賃貸借契約のときに、期限を決めている場合もありますが、そうでない場合には、退去してもらうときに謝礼が必要になることもあるのです。

本当に住み替えたほうがいいのか?

姉ケ崎:その分、同タイプの部屋よりも200万円ぐらい安いのです。私も現在は自分のマンションがあるので、すぐに移り住む必要はありません。ですから賃貸で借りている方にローンを支払ってもらうのも、ひとつの方法かと思いました。ただ、いざ移り住む段階で私が住んでいる方の家が売れなかったら……というのが悩みどころ。私が住み替えようとしている動機のひとつは、「今がマンションの売りどきかもしれない」と思うから。以前レクチャーで聞いた、これから物件価格が下がって行くという見立てが気になっています。

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川野:なるほど。姉ケ崎さんは、すでに3LDK、90㎡のマンションを所有して住んでいるのですよね。その物件を売って今よりも狭い部屋に引っ越すほど、その家が嫌なのでしょうか……問題はそこです。

姉ケ崎:そうなんです! 正直とても迷っています。どうせ住み替えるなら、今のマンションよりも住環境がよくなったり、資産価値が上がったりする物件がよいんです。でも、そもそも自分のマンションの価値がよくわからなくって。こんなことお願いできるのかわからないのですが、私が所有しているマンションをみてくれませんか!?

川野:設計図など、もっと詳細がないと正確な住宅診断はできません。ただ、Web上の情報から外観を見るだけならば可能ですよ。少し見てみましょうか。

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