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不動産広告だけではわからない! 内見で無駄足を踏まないために事前に確認しておくべき項目

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川野:水回りの位置はリフォームで変更しにくいポイント。位置を変えるとなれば配管から変えなくてはならないので多額のお金がかかってしまいます。ですから、間取りを見るときは水回りを中心にチェックするのもひとつですね。

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【まりえさんの検討物件2】
所在地:JR総武線「新小岩」駅から徒歩15分
専有面積:約50㎡
築年数:35年
間取り:2LDK(12帖のLDKと4.5帖の洋室2つ 風呂・トイレ・洗面台別)
予想販売価格:約1,800万円

川野:こちらの物件はリビングダイニングの壁にキッチンがくっついていますね。そうすると部屋に背中を向けて調理することになるので、お客さんが来たときなどにコミュニケーションが取りづらいのが難点です。あと、キッチンがパーテーションなどで区切られていないと、部屋の使い勝手が悪いのです。LDKは12帖の広さがありますが、どこからどこまでをキッチン、もしくはダイニングとして使えばよいか悩んでしまう間取りです。

まりえ:妹が独身時代に購入した家がこのタイプなのですが、使いづらいと言っていました。ですから可動式のワゴンを置いて無理やり仕切りにしていましたね。こちらも片付け下手には、キツい間取りなんですね。

Web上の地図で外観を確認

川野:リフォームするにしても、部屋の一面に大きな窓があるので壁を立てられません。先ほど水回りのお話をしましたが、リフォームで一番変更しにくいのは、窓と玄関のドアなんですね。ですから、この間取りでキッチンを区切るとしたら、天井にレールを作って、アコーディオンカーテンで区切るなどしてパーテーションを作るといった方法でしょうか。

まりえ:確かに、大きな窓の真ん中に壁を作って部屋を仕切ることはできないですものね。

川野:あと気になるのは、こちらも旧耐震基準だということです。前回も言いましたが、1981年に完成したマンションはギリギリ旧耐震基準に準拠して建てられている場合がほとんどですので、気をつけてくださいね。1981年6月以降に“建築確認申請”を受けた建物からが、新耐震基準に準じているのです。

まりえ:うわー、紛らわしい。

川野:勘違いをされている方は多いです。ではこのマンションのつくりをWeb上の地図や写真・映像でチェックしてみましょう。あ、このマンションは“耐震補強工事”をしているようにも見えますね。この壁面を見てください。

まりえ:この鉄骨でがっちりと囲んでしまっている部分ですか? 耐震補強工事ってこんなふうになるんですね。なんだか不恰好……。自分の窓の外がこんなふうになっていたら、イヤかもしれないです。

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