ライフ

「彼の気持ちがわからない」と騒ぐ愚かな『タラレバ娘』だったあの頃

【この記事のキーワード】

その記事で紹介されている“夢中な女にしかしない男の行動”は以下のとおり。

1:女同士ですることも一緒にやってくれる
2:あなたが辛い時に励ましてくれる
3:どんなに忙しくてもLINEの返事をくれる 

これを“夢中な女にしかしない”!? ぜっったい、嘘だろう、と思った。3つとも、本気じゃなくてもやる男もいれば、本気だけどやらない男だっているのではないか。決めつけるのは、超危険だ。浮気相手のひとりでしかないのに「彼は私を愛してくれてる」とぬか喜びしたり、実際は愛されているのに「1~3をしない彼は私のこと愛してないんだ」と消沈して別れを告げたり(まあこんなのに振り回される女性もおかしいけれど)、なんて悪い予感しかしない。

なぜ<女同士ですることも一緒にやってくれる>ことが、彼がその女性に夢中だという証拠になるのかというと、そもそも超キュートなカフェでお茶、延々と店を見て回って何も買わずに終わるショッピングなどは「女は好きでも男には苦痛」という前提のうえで、苦痛なのに付き合ってくれるのは「彼があなたに本気だから」。彼があなたに本気なら、あなたと過ごせるだけでハッピー、だから普通の男なら嫌がることでも嬉々と付き合う、と。男は本気で好きな女に対しては、相手の理想の王子様になれる……というのだろうか。なれないなれない、ならなくていい。「本気で好き」な相手だからって、してあげられることとしてあげられないことがあり、OKとNGの判断基準は一人ひとり違うはずだ。

次に<あなたが辛い時に励ましてくれる>のが夢中の証拠、というが、いやいや誰だって「今こういう感じで辛くて」と愚痴や相談を受けたらとりあえず励ますものだろう。問題だと思ったのは、記事ではまず、男性の特性として<言葉に関することが不得意>であり、<女性に泣かれる><人を励ます>のも得意じゃないから<普通なら逃げ出したくなる>ものだ、と分析しているところ。誰しも目の前で泣かれたら逃げ出したくなるように思うけれど、実際に逃げ出したら気まずいから泣き止むまで励まし続けるしかないんじゃないか?

30年間の自分の人生及び見聞きしたことを振り返ると、自分を親身に励ましてくれる男だけど自分を好きかどうかはわからない、彼氏がほかの女の子のことを親身に励ましているのが嫌だ(あるいはそのことで彼女に誤解された、怒りを買ったとか)、といった状況のほうがよっぽど多かった、というか、むしろ“あるある”だった。男にだって色々な人がいて、必ずしも言葉にすることや人を励ますことが苦手とは限らず、むしろ困っている人を放っておけない性分の人だっている(それを「男らしい」と呼んだりもする)。こういう優しさベースの行動を恋愛感情ありきだと広めるのはやめたほうがいい。下心なしに落ち込んでいる異性の友人を励ましたつもりなのに、「自分のことを好きだからだ」と誤解されて迷惑を被る人って、たくさんいると思う。

1 2 3

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。