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葉月里緒奈「奔放愛」、小日向しえ「浮気疑惑」、そして中山美穂。親権を持たず“悪い母親”とされる女たち

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 さらに言うと同誌は「女優業をセーブして主婦業を頑張っていたのに、いまさらなぜ?」と葉月に言いたそうな様子であるが、葉月の娘は12歳だ。むしろ出産直後から約10年間は葉月が「女優業セーブで主婦業を頑張っていた」のであれば、そこから子供が成人するまでの10年間、父親に養育を任せたとしてもあまりおかしいとは思えないのだが。子育ては赤ちゃん時代が一番大変だ。とにかく手がかかる。大げさではなくまさに「死んでしまわないよう」常に見守っておかなければならないのだから。

 その期間を母親がメインで必死で育てあげたのだとしたら、手がかからなくなった時期から父親とメイン役を交替をするのはアリだろう。親権が父親にある際に、ごく当たり前のように出てくる母親叩きの論調にはまったくもって違和感しかない。また、「母親ならば、父親側が親権を主張しても、我が子を手放さないよう必死で対抗すべき」だと考えられている節もあるだろう。まったく合理的でない。裁判に持ち込むことなくすんなり元夫側に親権がわたった(ように見えている)田中・小日向のケースでも、同様の母性観から小日向が責められる傾向にあった。

 さて最後にもうひとつ。芸能界への本格復帰を考えているのなら、葉月はこれまでのように数年に1本の2時間ドラマ出演、というペースではなく連続ドラマなどにも出演していくことになるだろう。20年前と比べて随分下がってしまった知名度、そして女優価値を再び積み上げていく必要がある。かつては若さと美貌、スキャンダルによって注目を集めヘアヌードまで発表したものだが、41歳になった現在の彼女に同じものを求めるのはおかしいし、かつて同様のやり方で輝こうとしても痛々しい。そのうえで筆者が気になるのはあまりに痩せ過ぎていることだ。

 2月のドラマ放送時にもネット上には「痩せすぎて顔が怖い」とのコメントが圧倒的であったし、筆者も正直、顔を見てその変わりように驚いた。演技派俳優が揃う芸能事務所に所属しており、女優として本格的な仕事再開も難しくはないかもしれないが、あまりに痩せすぎていると、やはり役柄が限定されてしまうだろう。できればテレビ画面にうつる彼女には、年齢を重ねて深みを増しつつも、男女問わずクラクラさせるあの魔性のオーラを放っていてほしい。たとえば同じ女優の加賀まりこ(73)のように、いくつになっても小悪魔ムードを醸し出す女優でいることは可能だ。復帰するからには、息の長い活躍を期待している。

(エリザベス松本)

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