エンタメ

「出産で減給は当然」!? 西山茉希「13年間の奴隷契約」告発への事務所社長反論がブラックぶりを証明している

【この記事のキーワード】

小栗旬は援護射撃に回るか?

西山茉希

大親友の夫、助けて!(画像は西山茉希Instagramより)

「週刊女性」は池田社長にも電話インタビューを行っている。その取材で池田社長は「彼女のことを娘と思い、産休で仕事がなくても給料を払い続け、車もマネージャーもつけてやりました」「僕と連絡が取れないって、彼女から電話なんてきていない」「僕も徹底的に抗戦する」と話している。さらに池田社長は6月6日に放送された朝の情報番組『ビビット』(TBS系)の電話インタビューに答え、さっそく反撃を開始。番組内で西山が事務所との関係を奴隷契約と言ったことに池田社長は「うちらが奴隷」と返答し(いい大人が、“うちら”発言はどうだろう?)、西山の主張を真っ向から否定。さらに「今年に入って内容証明が来て、給料は頭に来て止めた。払ってないわけじゃない(矛盾してる!)」「勝手に子供を作ってドラマを飛ばしたので給料半減は当然(それが奴隷扱いだってば!)」「給料は変動している。600万円の高級家具を買い揃えたり、運転手付きで送迎など優遇していた(西山が高級家具を要求したのか!? タレントの送迎は芸能事務所ならフツーだろう)」などの主張が続いたようだ。西山の主張とは明らかに食い違っている。

番組での発言を見るに、池田社長は心底、自分の正当性を信じて疑っていないようだ。会社とは、労働者たるタレントとはそういうものだと考えているのだろう。しかし給料って「頭にきたから」止めていいものではなかろう。インタビューは「俺よりあなたのこと大事にした人いる?」と西山への投げかけで終わったようであるが、本当に大事にしていたというのなら「勝手に子供作ってドラマ飛ばしたから給料半減は当然」なんて非人道的な発言はできないと思うのだ。

ここで連想するのが、昨年夏頃から、俳優の小栗旬(34)が自主的な労働組合を結成しようと水面下で活動しているという噂が浮かんでは消えていることである。小栗は日本の芸能界独特の<事務所>と<所属俳優・歌手・タレント>の関係性を憂い、ハリウッドにある世界初の映画俳優組合の日本版を目標として日々奔走している、と見られている。この活動について最近でこそ目立った情報はないのだが……。西山と小栗の妻である山田優(32)は大親友である。西山のインスタグラムをのぞくと、つい最近も山田と共に料理を作り、食事をした際の写真がアップされているのを確認できる。ひょっとすると小栗は以前から西山から事務所のブラックぶりを聞いて疑問を感じており、それが組合設立への後押しとなった可能性もあるだろう。西山も小栗からの掩護射撃があって今回、勇気を持って告発したということも考えられる。

ここ数年でにわかにクローズアップされた芸能界における<事務所>と<所属タレント>の関係性。どんなにブラックであっても「それが芸能界というものだから」というワケのわからない言い訳がまかり通る現状に一石を投じる時機が来ている。折りしも今年5月、芸能トラブルに遭ったりしやすい芸能人個人の権利を守る体制を整えようと、弁護士5名が新たな権利擁護団体である「日本エンターテイナーライツ協会」を発足させた。芸能事務所の顧問弁護士とは別に、タレントが安心して困りごとや悩み事を相談できるような体制づくりを目指すとのことだ。中心となるのは、バラエティ番組『バイキング』(フジテレビ系)でもおなじみの佐藤大和弁護士で、同協会が対象とするのはアイドルや歌手、俳優、モデル、音楽家、スポーツ選手、テレビキャスターなどの芸能活動をおこなう人たちである。

協会は、業界で生きるうえで最低限必要な法的知識を身につけてもらうための勉強会や相談会を開き、働く環境を整えるための政策提言や組合設立の支援などを通じて、芸能人の地位向上を目指すという。さらに、引退後のセカンドキャリアの形成や起業支援、弁護士同士で知見を共有する勉強会も企画する予定とのこと。

協会の設立といい、小栗が目指す労働組合といい、芸能界のあり方は確実にこれまでと変わろうとしている。あとはいわゆる“業界の重鎮”と呼ばれる上層部の老人たちが「昔はそんなことやかましく言うもんじゃなかった」「芸能界には芸能界の掟がある」との決まり文句で茶々をいれ、この動きを止めるようなことをしないでくれるよう願うばかりだ。

(エリザベス松本)

1 2

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。