連載

「一度でも分譲に住むと、賃貸に抵抗が」愛着を持てる住まいの夢をあきらめないシングルマザー

【この記事のキーワード】

姉ケ崎:究極的にはお金ではなく、より快適で安心できる居場所を得ることが私の望み。先日この連載で触れられた書籍『不動産格差』が示すように、今後、85%の不動産価値が下落するとしたら、私はとても上位15%の、価値ある不動産を買える気はしないのですが……。それでも自分が納得する家に住んでいられれば幸せだと思います。逆に住宅の不満って日々積み重なっていくものですから、不満のある家に住むと、そこに住んでいるあいだ中ツラいんですよ。

▼『不動産格差』について知りたい人は…
将来的に価値が下がらないマンションをどうやって見極める? 住宅購入を考える女性のための必読本!

ーーたとえ狭くなっても、築年数が多少古くなっても、今より日当りのよい家に住み替えたいという気持ちは、当初からお持ちですよね。それはレクチャーを受けても変わらなかったんですね。

姉ケ崎:はい。でも学びもいっぱいありました。実際、今、家を売り買いするために業者Aとお付き合いするなかで、私が不動産取引のことをある程度知っているのは強みです。極端な話、「不動産コンサルタントの先生にレクチャーを受けている」というだけで、それまでよりも説明や下準備が丁寧になりましたから!

*   *   *

 不動産について知れば知るほど、「価値ある不動産をなるべく安く買いたい」という投資目線になっていくのは自然なこと。でもあまりにも資産価値にこだわりすぎると、本当に自分が望む暮らしや、そのためにはどんな住まいが必要なのかを、見失ってしまうこともあります。

 今後の人口減少によって不動産価格が下がるにしても、自分の買い時と市場の買い時は違うはず。また市場が評価する住まいと、自分が求める住まいも同じではありません。不動産市場の流れと自身の人生を重ね合わせて、最良のタイミングで納得のいく決断をすること。この連載が少しでもその助けになれば嬉しいです。

 姉ケ崎さんはこれからも家探しを続け、「持ち家が売れたタイミングで、住み替える予定」だそう。定期的な登場は今回で最後になりますが、変化があった際には知らせていただき、読者の皆さんにリポートする予定です。

協力:onnnaiekau_20e

(蜂谷智子)

backno.

1 2 3

「いいね!」「フォロー」をクリックすると、SNSのタイムラインで最新記事が確認できます。