日焼け止め塗るの本当に面倒くさいけどそれでも太陽は昇るから

【この記事のキーワード】
(UsakoGekoyama)

(C)UsakoGekoyama

夏ですねえ。灼熱の太陽に照りつけられて、ただ歩いているだけで皮膚が痛いです。皆さん日除け対策してますか。

日傘をさしてる女性って多いですよね。東京ではめちゃくちゃたくさん見かけます。ただ私は傘をさすという行為が大変苦痛な性分でして。片手がふさがることに耐えられない。もう21世紀なのに全自動浮遊傘装置が誕生してないことに憤りを覚えるほどです。いや、すでにあるのかな。頭上でクラゲみたいにすっぽり人間をカバーしてくれる(かぶる仕様ではない)全自動浮遊傘装置。

アームカバーもつけたくない。洗濯が面倒くさいから。帽子も無理。視界が狭まるから。最近サングラスは平気になりました、むしろ視界がクリアになるので歩きやすいです。そんな30代女性である私のデイリー日除けアイテムはやはり、「日焼け止め」です。

顔面はメイク下地としてSPF50のものを使用しファンデーションを重ねることである程度防御しているつもりになっています。問題は、首(前後)・デコルテ・腕・肩(脚はむしろちょっと焼けたい)。ここだけ洋服の形でくっきり焼けちゃうの、恥ずかしい。

しかしずぼらな自分は、ジェルタイプやミルクタイプの日焼け止めを広範囲に塗るのすら面倒がって、20代からずっと、何も塗らずにいたんですね。そしたらですね、毎年一応そこそこ焼けますわね。秋から冬にかけて後悔するんですよね。それを忘れてまた春が来る。

でも今年はやってやりますよ。毎日、首(前後)・デコルテ・腕・肩に日焼け止めを塗布してるんです。スプレータイプなら塗りやすいってことにようやく気づいたから! 今年になってようやく!

これ、もっと早く使ってればよかったですね。本当に塗りやすい。腕にシューっと吹きつけて、サササッと伸ばすだけ。めっちゃ伸ばしやすい。首も肩もデコルテも、なんなら背中も塗りやすい。背中の開いた服着ないですけど。

朝って早く起きたつもりでもいつの間にか時間ギリギリになってるんですよ。子供を「テレビ消して。オトッペまで見ない約束でしょ!」「ハンカチ!」「靴下履いて!」と急かしながら、子の髪の毛結んで水筒に麦茶入れて荷物まとめてとかやってると、日焼け止め塗るの忘れるんですよね。なので玄関に置いて、自分と子供にシューーーーッとやるようにしています。便利! ゴキジェットと一緒に置いてて間違えそうになるのだけが怖い。

気に入って使っているこの二種類は、日焼け止め特有の臭いがしない上、ベタつきもないんですよ。ピンク色のボトルはよくあるシャンプー的ないい匂い(フローラル)がウリ。頭髪にも吹きつけちゃいますね。パープルのボトルの方は、ボディメイク機能つきです。肌をきれいに見せます。これが凄まじくうれしい。

なぜなら、20代で腕の日除けを怠った私は33歳にして、おばあちゃんじみた腕の持ち主になってしまっているため。これ自虐とかじゃなくて本当に。顔より腕のほうがシミが多く、二の腕は人並みなのに肘から下が痩せているせいで特に手首〜手の甲あたりは枯れ枝の様相なんですよ。

しかも32歳、去年あたりから、手の甲〜腕の血管がやたらと浮き出てきまして。何これどっかで見たことある、あ、92歳になったおばあちゃん元気かな〜、って連想しちゃいましたよ。なんで血管浮くの? 裸になって確認してみたら脚の膝下も血管が目立つ。何これ。そして40代の頃のお母さんの脚のかたちにそっくり……。顔は似てないと思ってたけどやっぱり遺伝ってあるんだなあ、と痛感する夏の夜でした。たまには実家に電話してみよ。

そんな切ない夜の話はいいんですよ、ともかくドラッグストアに行けば今ってスプレータイプの日焼け止めわりとたくさん売ってるじゃないですか。アネッサでもよし、ビオレでもよし、コーセーサンカットでもよし。私はパラソーライルミスキンをまだ使いますけど、美容気にしてるのにずぼらな人にはスプレータイプUV、本当オススメです。

でね、この原稿を書いた後に、「そろそろ今使ってるボトル終わっちゃうから買い足そ〜」と思って近所のドラッグストア行ったらですよ。ないんですよ、パラソーライルミスキンのスプレータイプが。店員さんに「これ次いつ入荷します?」と聞いたらですね、「あ〜これ人気らしくて、欠品中なんですよ。メーカーさんも追いつかないみたいで」と言われちゃって。絶望しましたよね。仕方ないから割高だけどamazonで買うしかないのかなって。近所のドラッグストアにまだ在庫ある人は幸運ですね……!

(下戸山うさこ)

「日焼け止め塗るの本当に面倒くさいけどそれでも太陽は昇るから」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。