
「GENERATIONS from EXILE TRIBE」公式サイトより
EXILEに三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、THE RAMPAGE from EXILE TRIBEと、順調に一族を拡大し続けてきた「LDH」のライブが、託児サービスを開始することを発表した。
7月22日の長野公演からスタートした「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のライブツアー「MAD CYCLONE」で、「コンサートチャイルドケア」として会場での託児サービスを実施。LDHでは「ライブ会場では、ライブをお楽しみいただくだけではなく、ライブが始まる前も、終わった後も、気持ちよく楽しんで過ごしてほしい」とのコンセプトで、「LDH LAND」と名付けた取り組みを開始しており、託児サービスはその一環。
利用料金は税込み5,000円で、満1歳~5歳以下の子供たちを預かる。コンサートの開場から終演後60分まで預かってくれるため、混みあうコンサート会場から出てくるのに手間取ることも考慮されている。「ライブ会場での託児サービスの実績も十分で信頼のおける専門スタッフ」を配置し、申し込みの際には「アレルギー、特記事項」なども確認。件のGENERATIONS長野公演では、開催地である長野県のNPO法人「アリスチャイルドメイト」と提携しシッターサービスを提供した。
子育て世代のファンたちを積極的に取り込むLDHの戦略は賢い。実はMr.ChildrenやGLAYもすでに託児サービスを実施している。ミスチルは10年以上前からコンサートでの託児サービスをはじめており、今年のツアー「DOME & STADIUM TOUR 2017 Thanksgiving 25」でも続行。こちらの託児サービス料金は子供ひとりにつき2000円(税込)となっており、受付年齢は満1歳から6歳の未就学児童だ。やはり民間の保育サービス業者と提携している。ちなみに松竹の歌舞伎座も、2013年から託児サービスをしており、こちらの対象年齢は0歳~12歳だ。
先日、「映画館でも託児サービスを」という議論がネット上で盛り上がったが(togetter:映画館に「チケット代込み2時間3000円の託児所」は厳しい?コスト面から考えてみた)、シネコンなどでも保育サービス業者と契約を結ぶことで可能になるかもしれない。育児期間を修行や忍耐のように捉えず、子育て期においても娯楽施設を楽しめることは多くの親子にとって悪い作用を及ぼすものではないのではないだろうか。