月9デビュー作からキムタク全開!『あすなろ白書』の取手くんはバッグハグ文化のパイオニア

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 毎クール、たくさんのテレビドラマが放送される中、「月9だけは見とくわ」が合言葉だった90年代。

 その“月9”で歴代視聴率ベスト3を独占している主演俳優がいます。それがキムタクこと木村拓哉さんです。第3位『ロングバケーション』(1996年)は29.6%。このドラマは、今じゃ当たり前になった“年下男子との恋愛”提唱しました。最終回のキスシーンは忘れられません。第2位『ラブジェネレーション』(1997年)では30.7%をマーク。すれ違うカップルに、毎週みぞみぞしたものです。あ、みぞみぞは『カルテット』か。そして堂々の第一位『HERO』(2001年)では34.2%を叩き出しました。映画も大ヒット。不器用で、でも正義を譲らない久利生公平の姿勢に男性も歓喜していたものです。キャメルのダウンジャケットの類似品が、やたら竹下通りで売られていたことも思い出します。そして、調子こいた普通の男性が着ていると「マジで?」とちょっと引きました。すみません。女子もさんざん女優陣のファッションを真似しましたけども。

 莫大な数の作品を生み出してきた“月9”ですけど、それを神格化させた木村さんの力は絶大なるものでした。

 ここ10年で、テレビを録画して観る層がぐんと増えました。最近では、視聴率はそこまで奮わなくとも、放送中からSNSのホットワードに上がることも多々。視聴率には反映されない楽しまれ方がそこには確実にあるのです。“月9”だってそう。今も変わらず、現在進行系で視聴者の心をプルプルと震わせています。その軸を作ったのは間違いなく、キムタクです。

 昨年、とある歌番組にて『歴代の“月9”主題歌』を取り上げていたのですが、そこで流れていたほとんどが木村さん主演の作品でした。そこで思ったのです。「“月9”って大騒ぎしているけど、実は“キムタ9”だよね」と。

 そんな着想から、彼の出演した“月9”作品を私の個人主観全開で追っていこうと思います。しばし、お付き合いただけたら、これ幸いです。

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