
ぱっと見はオシャレだが…!?
このたび筆者の元に初めてタレコミが寄せられた。曰く「ミンネがおすすめ」だという。ミンネ「minne」とは、服や小物、家具に至るまで手作りの作品を個人で販売する事のできるサイトである。早速覗いてみると、皆さんアマチュアとは思えぬ高いクオリティの手作り作品を売っておられる。すごい。写真も綺麗に撮られていて、プロが作るショッピングサイトと比べても遜色ない。半ば感心して見入っていたが、やはり個人の手作り作品ということもあってか、若干飛び抜けたものも売られていた。今回はそんなminneで見つけた掘り出し物を紹介したい。
ざっと見たところ、minneでは同じ品物をたくさん作って薄利多売を狙う堅実派と、思い入れの詰まった一点勝負のアート作品を高値で販売するアーティスト派に大別される。前者には、見ていて欲しくなるものも多いのだが、時折「えっ……これ売っちゃう!?」と驚くようなものもある(しかも結構売れていたりする)。
たとえば『長財布に入るカード入れ』。どうやら人気商品だ。「増え続けるポイントカード等をたくさん収納でき、見た目もスッキリでカードを探しやすく、お会計もスムーズに済ませる事ができます」と商品説明にはある。これを長財布に入れるとさらに財布がパンパンになってしまうのではないか…?あまりスマートには見えないが、だがこれは1500円と安価なこともあってかけっこう売れているのである。
洋服コーナーにはTシャツも多く、めいめい手書きのイラストを描き入れたり、そのイラストを使って複製したりして多数の購入者がいるものも目立つ。注目度の高い商品の中には『射殺Tシャツ(重症バージョン)』という血のりを一点一点手描きしているというTシャツがあった。「流血量を増やし、よりハードなデザインになりました」というがハードすぎるビジュアルだ。海外でこれを着ると問題になりそうな気がする。
繰り返し言うが、多くの出品者は総じてクオリティが高くおしゃれなものを作っているのだが、中にはビックリするような派手なものもあり、落ち着いた雰囲気の中で悪目立ちしていることがある。このバッグもそうだった。他の人とかぶらないのも魅力……とはいうが、服を選ぶだろう。などと思いながらバッグを眺めていると気になるムーブメントを発見した。着物の帯のリメイク品、そしてデニムのリメイク品が目立つのである。