どんなに仕事が好きな女性でも出産前後は思うように働くことは困難になる。そのため会社員であれば育休産休手当で生活する、自営業であれば完全に収入ゼロとなる期間がある。夫が育休を取ることを白眼視されない職場はまだごく少ない。そのため仕事復帰までは、共働き夫婦において、妻が経済的には劣勢となる。これにまつわるトラブルを愚痴っているトピ主がいた。きっかけは「無痛分娩の費用」だ。
育休中。小銭すら使うなと。
トピ主(女性・年齢不明)は育休中。最近やっと子供の首が座ったので散歩ついでに毎日夕方にコンビニでコーヒーを買って近くの公園で休んでから帰宅する、という生活をしている。金額はコーヒー100円と時々小さなお菓子で200円~300円+消費税。「本当はカフェに行きたいのですがベビーカーで入れるカフェは電車でないといけないのでこれが日々のリフレッシュです」……だがこれに夫がいい顔をしていない。
「毎日コンビニで無駄遣いしているというのです。なんでも無痛分娩分の費用が割高だったのが不満なようです。生活費から出したので『お前の都合で無痛にしたんだし、それを補てんするのが先』と言われました。
たかだか2~300円/日なんだからいいじゃないかと反論したのですが、そんな無駄遣いの為にいつもスーパーの半額品とか買ってきてるわけじゃないんだぞ、とまた文句を言われるのです」
たしかに、食材は夫が仕事帰りにスーパーに寄って買ってきてくれる。時間的に見切り品が多く、助かってはいる。
夫のそんな言い分に対して、それなら、お茶代はトピ主の貯金から出せばいいのか? と聞いたところ「休暇中に小遣がほしいならまず無痛分娩の費用を返し、生活費を以前と同額いれてから」とのこと。
「別にお金に困ってないのになんでそんなにカリカリされないといけないのか…
当てつけのように昨日紙パックのアイスコーヒー数本とコンビニの100円お菓子がどーんとおいてありました。外出するなといいたいのでしょうか。
というかこんなまとめ買いする方が無駄じゃないんですかね。こういうのをステンレスボトルにいれていけばいいんでしょうけど、なんかこう、コンビニコーヒーとコンビニスイーツが好きなんです」
と、どうもこれは愚痴トピのようだ。ようやく首が座った時期というから、息抜きや親子での気分転換は選択肢が限られる。筆者も子供がベビーカーで寝たすきにドトールに駆け込んでコーヒーとスイートポテトで超短時間の休憩とか、やってたなぁ。トピ主はドトールよりも安いコンビニコーヒー。それぐらいいいじゃないの、と思うのだが、夫は許せないようだ。自分が毎日見切り品を探して家計を切り詰める努力をしているからこそ、気になるのだろう。てか無痛分娩の費用とか細かいことを後から言う夫も面倒臭いが、このトピ文から、なんとなくトピ主もちょっと喧嘩っ早い印象を受ける。
さて、育休中に妻がリフレッシュのため数百円を使うことは、小町住人にどう受け止められるのか? 見てみると賛否両論。まずトピ主寄りの意見を見てみよう。
「育児のための休暇なのに自分が好き勝手にとっている休暇のように見做していたり、経済的なDVをしていたり、そのご主人は危険人物に見えます。お金に困っていないのなら、その人必要ですか?」
「細かい男だな 一人で家でいるとストレスたまるのわからないのかなー。それくらい、いいじゃんと思いますがうるさいね。あなたも言わなきゃいいじゃんと思うけどもち金のチェックされちゃうのかな?育休だとおこづかいもないわけですか?ありえないわ。無痛分娩、2人の子供のための費用って思えないのかな」
「自分の都合で無痛分娩にしたんだからその分補填しろっていうなら、旦那さんの都合で奥さんが育児休暇を取ったんだから、だったら代わってよって言いたいなぁ」
本当にそう!!! これに関しては筆者はトピ主に同情する。無痛分娩の費用を後から夫に返せっていう感覚からもう、分からない。だったらさっさと仕事復帰して稼いで返してやるからお前が育休取れよって筆者なら言ってしまいそう。二人の子供なのに……ただ出産費用のうち無痛分娩費用だけを『返せ』という感覚はもしや、トピ主がお産で楽をした、という、夫の中にある無意識的な自然分娩信仰に基づいているのかもしれない。
さて反対意見(夫派だったり、余計なお世話タイプだったり)はこんな感じだ。
「ご自分のお小遣いないのですか? 月1万円近くかかってますよ。その使い方は、私だったら、自分のお小遣いから出すものです。家計から毎月一万円、、、、し好品だけ、しかもあなただけに、ですか? たぶん、ご主人、どこから出てる、というより その金銭感覚が嫌なんでしょう。食べるな、飲むな、ってことでもないようですね。外出は“お弁当”持って出かけてみようよってことじゃないでしょうか?」
「今現在困って無くても今後のお子さんの教育費や、持ち家ならそのメンテナンス・賃貸なら住宅購入資金、リタイア後の生活費などもある程度想定しての経済的余裕でしょうか? もし、そうなら旦那さんが締まり過ぎな印象ですが、そうでないなら確かに毎日の小銭は、無駄遣いに思います」
「しかし、育休中なのに、買い物がご主人担当とは、トピさん恵まれていますね。食費と同じ財布なら、出ていく300円の多さがわかると思うのだけれど…20日出かけたら6000円、ひと月6000円食費削れますか? あと、コンビニスイーツ、私は洋菓子のイメージなんですが、授乳中なら乳腺炎に気をつけてね」
「ご主人に理があると思います。毎日のおやつ代にそんなに使うなんて贅沢だし、コンビニの商品は割高なので、無駄遣いに感じます。それに、毎日そんなにお菓子を食べていたら、不健康じゃないですか? 何か他の息抜きの方法はないものでしょうか」
「無痛分娩費用はいいとして、毎日のコンビニお菓子は無駄だと私は考えます。気分転換にはなるかもしれませんが、体にもよくありません。太りますよ」
「カフェインレスのコーヒーを飲んでいるのですか? 高カロリーのスイーツも乳腺炎の原因になるのでは? 私が母乳育児をしていたのは十数年前ですが、今の時代は違うのですか?」
え~いうるさいうるさい。乳腺炎!? 分かっとるわい! それでも息抜きしたいときがあるんだよ。乳腺炎になる人もいればならない人もいる。節約しろというが、マグに自作のコーヒーを入れて外出……とか子の月齢が低いときはそんな体力的時間的余裕もなかったなぁ。ましてお弁当なんて。
と、筆者はこの状況だけではトピ主に同情する。トピ主レスを見ると、やはりこの息抜きの時間の重要性を訴えている。
「飲むのはコーヒーの時もあればカフェラテの時もあります。アイスの時もホットの時も。たまにロイヤルミルクティーとかだったりも。それでも飲み物だけの時だったら200円以内です。また、カフェに行きたいとは思いますが流石にそれは電車代もかかりますから、行くなら週一くらいですよね。
公園でお年寄りが赤ちゃんを可愛いと言ってくださるのが嬉しかったり 保育園帰りのお子さんを眺めてこの子もいつかこうなるのかなと思いをはせたり。
赤ちゃんと二人の閉鎖空間だと本当に誰ともしゃべらないので、公園で他所のお母さんとお話しできたりするとほっとします。今日もお疲れ自分! とか明日も頑張ろうとか、思えるんです。
リフレッシュするならどこかに預ければいい等のご意見もあると思いますが、コーヒー1杯で明日も頑張ろうと思えるなら 外注よりよほど安いものではないでしょうかね。夕方に向けて気合の1杯でもあります。保育園在園中の長女(3歳)もいるので、保育園から帰ってきた後は戦争なのです」
なんと、長女もいるご家庭なのか。だがまあ、やはりトピ主は好戦的で、夫の対応にも手厳しい。
「結果的に夫が買ってきたアイスコーヒーは全て砂糖入りだったので飲めませんでした。私はブラック派、夫はコーヒー飲めない体質。これどうすればいいんでしょうね? 流石に嫌いな味のものを飲む気にならないので破棄です。
100円の袋菓子は量が多すぎるし私にはおいしくないし好きなものもありません。100円~150円くらいの小さな焼き菓子とかちょっと高い小さなチョコを2~3日に1度食べたほうがよほどまし」
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