高齢になって住まいを賃貸できなくなると困るから、家を買いたい。けれど“今”じゃないのかも。

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ーー築年数はどうでしょうか。どんなマンションを希望してますか?

かおりん:この連載に参加する前は買うなら新築がいいなと思っていたのですが、今は中古マンションもいいなと思っています。価格面でも、新築は割高ですし。素敵なリノベーション住宅に住んでいる友人の家に遊びに行ったり、テレビ番組でリノベーションの企画を見たりして、考えが変わりました。「幸せ! ボンビーガール」っていうテレビ番組ご存知ですか? そこで森泉さんが空き家をDIYして住めるようにする企画が進んでいるんです。

ーー知っています。都内の一等地のボロ物件を購入されたんですよね。訳ありの中古物件で市場価格の半値以下で購入されたのを、セルフリノベーションしてご自宅にすると。

かおりん:そういった情報を元に、手を入れることで建物の寿命が伸びることを知ったので、前より中古物件に抵抗がなくなりました。

賃貸で“住”に対する経験を積む

ーーそこまで購入に対して前向きなのに、賃貸物件を探すことにしたのはどうしてでしょうか。

かおりん:この企画に参加したときは、一生ひとりで生きていくのかなと思っていましたが、最近そうとも言い切れない……と考え出しまして。

ーーなるほど。将来誰かと生きるかもしれないという可能性も出てきたと。

かおりん:そういう出会いがあったので、もう1、2年自分の暮らし方を定めるのは延期にしようかなと思いました。今の家が、実家を出て初めて住んだ物件だったので、購入する前に賃貸で住み替えて経験を積みたいという気持ちもあります。

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 将来は家が余るという予測が、かなり一般的になってきた昨今。だから持ち家など必要がないという考え方も一理あります。しかし「(どこでもよければ)住む家はある」状態と、「住みたい家に住み続ける」未来には大きな差があることも確かです。

 会社員として堅実に働いており、これからも企業人として活躍していきたいと考えるかおりんさん。彼女のようなビジョンがあるなら、交通の便がよく住み心地のよい拠点を確保しておきたいと思うのは、自然な流れです。

 不動産市場に関する予測を理解しつつ、自分の立ち位置を見つけたかおりんさんは、少し長い時間をかけて購入への道を歩んでいきそうです。

協力:onnnaiekau_20e

(蜂谷智子)

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