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「旦那の月収は平均32.6万円、嫁の月収は平均16.4万円」ギャル誌読者の結婚のリアルと、あからさまな男女賃金格差

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 そんな彼ら彼女らが、どのような経済状況・就労状況にいるのか。回答者の共働き率は54%。専業主婦(夫)世帯と共働き世帯、半々といったところ。子持ちの方のうち、何と半数近くの47%が子供が保育園に入れなかったそうで(!!)、専業主婦(夫)世帯の中には“本音は共働きを望んでいる世帯”も少なくないかと思われます。

 働いている方の収入は…旦那の月収は平均32.6万円、嫁の月収は平均16.4万円。嫁の月収、低い……。旦那の半分ですよ! もし結婚前からこんな月収で、伸ばせる見込みがないとしたら、そりゃ結婚して世帯収入を増やし、安心感を得たいかも。彼女たちはどんな仕事をしているのかも気になりましたが、残念ながら、職業や雇用形態についての質問項目はなし、よって不明。っていうかそこ、ものすごく重要じゃないですか。載せてほしかったっ!(あれこれ引かれた上での手取り16と、交通費含めた額面16じゃ、だいぶ違うという点も気になりました。このアンケートにおける平均月収ってどちらでしょう、後者かな……?)

 結婚“した”ことにより、嫁が家事育児を主に請け負う(後述します)ことを考慮して、仕事に費やす時間を減らしたり、転職したりした可能性もあります。残業のない仕事、休日出勤のない仕事、家庭に影響を与えない仕事……結婚や出産に際してそうした働き方にシフトする女性は、少なくありません。

 とにもかくにも、旦那より嫁の給料は低いわけですが、ただし自由に使える金額は旦那より嫁が高いとあります。1カ月のお小遣いは、旦那平均32,683円、嫁平均38,914円。旦那(男性)が知ったら怒りそうですね。そしてけんかの理由BEST3は、1位お金のこと、2位育児のこと、3位ささいなことだそうです。2人で貯金している平均額は203.4万円。意外とある印象です。

 エスカワ夫婦の家事分担は、圧倒的に嫁の役割が大きくなっています。料理:嫁92%・旦那8%、掃除:嫁83%・旦那17%、洗濯:嫁82%・旦那18%、ゴミ出し:嫁74%・26%。先に挙げた旦那及び嫁の平均月収から察するに、嫁より旦那の労働時間が長い可能性が高く、その影響もあるのでしょう。

 それにしても、嫁の平均月収16.4万円は低いと思います(前述のように手取りか額面かでも大きく異なりますが、手取りだとしても……)。数年前、私もいわゆる転職活動を行ったことがあります。女性向けの求人(男女の定めはありませんが、暗に女性を募集していると思われるもの)は、総じて提示されている給与額が低い! 職種にもよりますが、たとえば一般事務とか医療事務は基本給1618万くらいが相場、20万超えはほぼ見かけませんでした。それでも賞与が夏季2・冬季3とかならば年収300万ほどになりますけど、賞与ナシだの昇給ナシだの退職金ナシといった“正社員だけどわりとアリエナイ待遇の求人”が多く、一人で自立した生活を営むための給料を得られる職場を探すのはとても大変でした。もはや、実家暮らしか、旦那の収入に頼って生活することが前提なんじゃないのか、とすら思いました。

 自分に加えてもう一人誰かを養うなんてことはもちろん想定されていない金額で、シングルマザーの生活保護受給をバッシングする前に、世の中に出回っている求人票を見ろって話だな、と憤りを覚えたことが思い出されます。たとえば月収17万円で賞与昇給退職金ナシならば、たとえ雇用形態が正社員でも年収204万円でワーキングプア。プアから脱却したければ、副業(ダブルワーク)するか転職するか、結婚するか……。

 結婚すれば幸せになれる、という結婚幻想も根強いけれど、それとは別に、少しでも安定した生活を送りたいという願望から「結婚」を、特に自分よりも稼ぎの良い男性との「上昇婚」を望む女性がいるのも頷けます。今回のアンケートでも結婚してよかった理由の1位は「生活の安定」ですし、結婚を決意した決め手も女性の答えには「財力!!」の文字が。とりあえず結婚して、生活を楽にしたいと思う女性がいるとして、少しも不思議ではありません。

 「上昇婚」といっても、「エスカワ」のこのアンケートの場合、年齢が低いことも関係しているとは思いますが、旦那の月収も平均32.6万円(単純に年収にして391.2万円/賞与等は考慮せず)。高給取りのハイスぺ男子というわけではなく、玉の輿とか財産狙いとも言えませんね。“普通”に暮らすためのひとつの手段として結婚という選択肢があるのではないでしょうか。

 今号の「S Cawaii!」は結婚特集ということで、結婚“できる”ためのテクがてんこ盛りだったのですが、アンケートはものすごくリアルでした。

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