出川哲朗が「最も辛かった」と振り返る20年前の「ゲイ差別ロケ」

文=wezzy編集部

カルチャー 2017.08.20 13:00

 日本テレビは、出川のロケが放送された年と同じ1995年の69日に放送された『解禁テレビ』のワンコーナー「怖くて行けない場所・第2弾 男がオトコを愛する交差点」の放送内容が、同性愛者の差別を助長するとしてゲイフロント関西という団体から抗議を受けている。以下、同団体がまとめた『日本テレビ「解禁テレビ」―怖くて行けない所・第2弾 男がオトコを愛する交差点―抗議活動総括集』を参考に、問題のコーナーと抗議の流れを紹介したい。

 おどろおどろしい書体で描かれた「男がオトコを愛する交差点」というタイトルから始まったこのコーナーは、新宿2丁目のとある交差点で男性同士が「声をささやきあっている」として、番組スタッフが隠しカメラを用いてその様子を撮影するものになっている。公園でキスをする男性の様子などを写した後に、車の中から撮影されていることに気づいた人が、窓ガラスを叩き「なんでカメラで撮るんだ」「私らの気持ち、考えたことある?」と抗議を行うと、「確かにそうです。彼らの話を聞いてみましょう」というナレーションが入る。そして、彼らの気持ちを知るために声をかけられるまで交差点でジッと待つことにした、という(なかなか声のかけられないスタッフに「何か欠陥があるのか」と茶化しながら)。

 その後、撮影されていることに気づいていない男性が、番組スタッフに声をかけると、スタッフは詳しく話を伺いたいと尋ねる。「自分のマンションでなら」という男性に着いていったスタッフは、妻がいるという男性に対して、普段何をしているのか、「いつ頃から男性を愛し始めたか」などを聞きだす(一連のやり取りの中ではスタジオの笑い声が挿入されている)。その後、部屋の電気が消えると、スタッフの戸惑う声が流され、画面はスタジオに戻される。

 ロケの様子を見た司会の福留功男は「(番組スタッフは)ひとまわり大きくなって帰ってきた」と話す。福留は、同じく司会の中山秀征が「同性なりの何か良さがあるんでしょうか」といえば「僕はどうしてもダメ」と返す。それを受け、中山は「今日はいつものようにポンポンとトークがかまない。どこかつまったようなトークだ」と述べたのち、「(福留から「ポーンと出してみたら?」と振られて)僕はホモなんです」と話し、スタジオが笑いに包まれる。そして番組は次のコーナーに移る。

 日本テレビは、71日に同団体が出した「質問状」に対して、日本テレビは開き直ったかのような回答の上で、「御指摘などを参考に、より一層の認識を持ち、配慮しなければいけないと考えております」と(既視感のある)言葉で締めた回答書を同月19日に出す。

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