問題視される“スマホ育児”と親の罪悪感。スマホ活用は「手抜き」「楽してる」「子供に悪影響」なのか?

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そもそも、スマホ中心の子育てをしているわけじゃない

それでも親たちは苦悩する。今時、スマホを日常的に利用しない大人など滅多にいないからだろう、母親向けの育児サイトでもこのテーマの記事はよく見かける。

そこでは「スマホに子守をさせる」ことは賛否両論などなく、否定一辺倒、言語道断な行為のようだ。

とある育児サイトで、幼い子供を持つ母親対象に「どんな場面でテレビやスマホなどを活用する?」というアンケートが実施されていた。

そこには

・「朝など忙しいときの着替えの時間に使ってます。その間だけは大人しくしてくれるのでその間に着替えさせちゃう」
・「静かにしないといけない店や電車の中でぐずった時は使いますね」
・「食事の支度の時など。火を使うのでキッチンには入れたくないし、その間だけでも他のことに集中しててくれると……」

などの回答があった。

どの回答も「手が離せないとき、やむを得ないときに短時間」となっており、テレビやスマホを育児の中心にしているという回答はないのだが(たとえもっと利用していても、空気を読んで“短時間”と回答する可能性もあることは承知)、それなのに、<スマホを見せる=手抜き育児・健康に悪影響!>と断罪してしまう傾向は一体なんなのか。

また、つい最近見たNHK生活情報ブログでも、この“スマホ育児”についてネット上で議論になっているとあった。

発端は以前に放送したNHKの特集で、こんな内容の映像だったようだ。

『1歳半の子どもがいるお母さん。夕方保育園から帰って夕食の支度をしているころ。夫はまだ帰宅せず、お母さんと子どもの二人きり。しばらくすると構ってもらえない女の子はキッチンに居るお母さんの足にしがみつき、やがて大声で泣き出す。必死でなだめてもおやつを食べさせても泣き止まず、料理が進まない。するとお母さんはスマホを取り出し、家族を撮影した動画を見せ始めた。ぴたりと泣き止む女の子。お母さんは女の子の様子を気にしながらも、料理を作り上げることができた』

……わかる。わかるわぁぁぁ……。

映像説明を写真つきの文で見ただけで、我が家でもよくある緊迫した状況を思い出して泣きそう。

しかし、この映像についてネット上では「スマホに限らず自分の力で子どもをあやすべき」などと言った批判的な意見が見られ、議論になったようだ。

どうしても!の時はこうしてスマホなどに頼らざるをえない母親としては「使わざるをえない状況をわかってほしい」といった声があがっていたようだが、それに賛同したり「時代の流れだから仕方ないのでは」といった意見はごく少数派で、<多くは否定的な意見で、スマホ育児はあまりいい目で見られていない印象を受けました>とのこと。

幼い子供にスマホを渡して使わせる行為は、「スマホ育児」とも「スマ放置」とも呼ばれているらしい。

この言葉に、大きな抵抗や反発心を抱いているのはきっと私だけじゃないはずだ。

NHKの街頭調査によるとこの「スマホ育児」、子育てを終えた世代の人たちから多くの非難があり、否定的な意見の人の多くは「幼い子どもにスマホを見せっぱなしにしている」というイメージを持っているようだ。

何度も繰り返すように、実際そんなことは決してない。

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