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『空から降る一億の星』は韓流ブームの走りだった? 殺人犯役に挑んだ木村拓哉…悲しい結末に涙

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 明石家さんまと木村拓哉のW主演。お笑い界の重鎮とトップアイドルの共演という、事前情報だけでお腹いっぱいになりそうだった『空から降る一億の星』。

 この頃の木村さんは、他局ですけど『ビューティフルライフ』(TBS系・2000年)で日本中の感動の涙をかっさらい『美容師志望者を増大させる』という社会現象を巻き起こすほどの人気者に躍り出ていました。もうキムタクブランドは、CHANELよりも市場価値が上がっていた記憶があります。

 そして「月9といえばキムタク! 恋愛もの! 脚本は北川悦吏子で宜しくお願いします!!」みたいな三拍子も確立。月9は彼の専売特許化していました。

 このドラマを盛り上げた要素は2つあると推測しています。

 まずは、キムタクが珍しくラブサスペンスの殺人犯役だったこと。ドラマの終盤ではバンバン人を撃ち殺していましたからね。そして、すでに放送は終了していますから結末をあっさり言っちゃいますけど、涼と優子は愛し合ったのに実は兄妹だったのです。さらに、小さな誤解を抱えたまま、優子は涼を殺して自殺……。

 今思うと、この数年後に日本で大ブームを起こす、韓流ドラマの走りだったのではないでしょうか。好き同士の二人に次々と降りかかってくる悲しい事実、実ることのない恋。登場人物の数奇な人生に心震わせるなんて、日本女性とは古風を装いながらもSの塊よ……。

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