日野皓正ビンタ報道に沸く「体罰容認論」。松本人志、和田アキ子、ヒロミ、三村マサカズ、井戸田潤のコメントと、垂れ流しのテレビメディア

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 wezzyではこれまでも問題のあるテレビ番組ついて複数取り上げてきた。なぜテレビ業界はこうも古臭い体質のままなのだろうか。メディアの中でもとくに絶大な影響力を持つテレビこそ、こうした問題に敏感であって欲しい。

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 なお「週刊文春」の報道後、男子中学生がドラムソロを延々と叩き、トランペット奏者などに指示をだすなど、傍若無人な振る舞いをしていたことも発覚している。これをもって、やはり男子中学生にも体罰される原因があったのだ、という体罰擁護論がネットで多く見られるようになった。確かに、男子中学生の行動は咎められるべきなのだろう。実際、男子中学生も「自分が悪かったと納得している」とコメントしていた。しかしそれを暴力で諌めることが是なのだろうか。日野氏自身は、「俺と彼との間には親子関係に近いものがあり、問題ない。すでに和解している」「(公演終了後に、生徒側から謝罪があり)握手して問題は解決した。何のわだかまりもない」と話している。

 今回のケースが「日野氏の件もあったように、十把一絡げに体罰を否定するべきではない」と今後、体罰の問題を無効化するような前例として取り上げられるようになるのが、もっとも恐ろしい展開だ。同じような事例が生まれないよう、体罰がなぜ悪いのか理解を広めること、それが共有されるように報道を続けることがメディアがするべき仕事のはずだ。
wezzy編集部)

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