社会

日本女性が「将来子どもが欲しいと思わない理由」上位に納得。子育て環境の劣悪な先進国で子どもは増えない

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現状のライフスタイルに満足しているわけではないが…

 今回の調査結果で特に気になったのは、「将来、子どもが欲しいと思わない理由」の回答だ。「子どもが欲しいと思わない」と回答した人に対して、その理由を選択式で調査しているが、日本の女性の「将来、子どもが欲しいと思わない理由」上位7位は、次の通り。

・子育てをする自信がないから(日本51.4%)
・子育てが大変そうに見えるから(日本44.6%)
・子どもを持つことに関心を持っていないから(日本40.5%)
・子どもが好きではないから(日本37.8%)
・子育てにはお金がかかるから(日本35.1%)
・体力に自信がないから(日本24.3%)
・現状のライフスタイルに満足しているから(日本23%)

日本女性が「将来子どもが欲しいと思わない理由」上位に納得。子育て環境の劣悪な先進国で子どもは増えないの画像2

プレスリリースより引用

 そのほか日本では少数回答だったが、選択肢には「仕事を優先したいから」「仕事と子育てを両立できる環境にないから」「持病のため出産や育児が難しいから」「まだパートナーがいないので想像できないから」「パートナーと二人の時間を楽しみたいから」「パートナーが子どもを欲しがらないから」というものもあった。スウェーデンでは「パートナーと二人の時間を楽しみたいから」という回答が三番目に多かった。どの国でも「パートナーが子どもを欲しがらないから」という理由は非常に少なかった。

 将来子どもが欲しいと思わない理由について、日本は「子育てをする自信がないから」、「子育てが大変そうに思えるから」が多く、「現状のライフスタイルに満足しているから」は23%と少ない。この結果についてクックジャパンは「自分では子育てを担うことが出来ないのではという自信のなさがうかがえる」と分析。

 一方、他三国の子どもを欲しいと思わない理由を見ると、「現状のライフスタイルに満足しているから」が最も多い(スウェーデン62.3%、アメリカ58.5%、フランス57.5%)。日本でこの回答は23%に留まっている。また、「子どもを持つことに関心を持っていないから」も日本(40.5%)より多い(スウェーデン58.5%、アメリカ53.7%、フランス50%)。

 こういった結果を見ると、日本の女性は、積極的な理由(「現状のライフスタイルに満足しているから」「子どもを持つことに関心を持っていないから」)があって自分自身の意思で子どもを持たない選択をするのではなく、消極的な理由(「子育てをする自信がないから」、「子育てが大変そうに思えるから」)から子どもが欲しいと思えない傾向があるらしい。少子高齢化への対応に迫られる日本政府にとって、無視できない調査結果と考えられるのではないだろうか。

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