社会

利用者の不信感を煽るTwitter社の「ルール適用」。永久凍結された菅野完アカウントと放置された差別的表現

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菅野氏の差別的言動をどう評価する?

 現状を顧みると、菅野完氏を凍結するより先にするべきことはあるのではないかという意見は一理ある。だがこれまでも多々指摘されてきたように、菅野氏自身、非常に乱暴な言葉遣いをする人物でもある。例えば過去には他のツイッターユーザーとのやりとりの中で、「いいえ。レイシストは死ぬべきだと言ってるんです。レイシストは知恵遅れでありキチガイであり犯罪者なのでなんだったらいますぐ死ねと言ってるんです」というリプライをしている。説明するまでもなく、「知恵遅れ」や「キチガイ」は精神障害者への差別的表現だ。このツイートは、レイシストを批判する目的でこれらの言葉を使っているのであり、見下しの言葉として使用している。こうしたツイートが問題ではない、ということはないだろう。

 今回の凍結処分については、特定の人物に対する嫌がらせが理由とされているため、こうした言葉遣いをtwitter社が問題視したというわけではなさそうだ。しかし、だからといって差別的言動を肯定していいわけではない。twitter社の対応を批判する人びとは、こうした菅野氏の言動に何を思うのだろうか。

 一方で、菅野氏が凍結されたことを歓迎する人々では、菅野氏が差別的表現を使っていたことに言及し、twitter社の対応は妥当であるとするものもいるが、その中には日常的に民族差別など、差別的な言動を繰り返すものもいる。そうした人は、菅野氏が凍結されたことで溜飲を下げたいだけなのだろう。自身の言動を顧みることなどする気配もない。

 現在ネット上では、twitter社に対して、菅野完氏のアカウント凍結解除を呼びかける署名が始まっている。twitterには、様々な立場にある人びとが参加している。今後、twitter社がどのような対応をとるのか、注目していきたい。
wezzy編集部)

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