月9最多主演記録を誇る木村拓哉が『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』で魅せた“人間らしい不器用さ”

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 そんな“池井戸潤のTBS日曜ドラマ劇場”を彷彿させる働く男性、女性たちの熱き思いが詰まったドラマ『PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜』。『CHANGE控えめ朝倉に比べると、二三男はだいぶキムタク節が戻って来たような。序盤はかなりイケイケキャラですが、逆境や困難に直面することで少しずつ考え方が変わっていくのです。

 このドラマを通して……というよりも、『キムタ9』を書かせていただくにあたり、再度ドラマを見直して気づいたことがあります。それはすべての作品で木村さんはキャラクターに合わせながら“不器用さ”を表現していていたということです。

 時には口下手なピアニストが、自分になかった熱さを愛情によって不器用に取り戻していく。自信満々の広告マンが営業部へ異動になっても、不器用ながら客の心を掴んで、そして好きな人の心も掴んでいく。控えめで、うまく縦社会を乗り切れない不器用な総理大臣だからこそ、国民の心を動かす。

 さまざまなキャラクターを“器用”に演じ分けて居た木村さん。でもそこには、視聴者の心にすっと浮かんでくるあの笑顔と声、そして“人間らしい不器用な人物像”を演じるということだけは一貫して存在していました。いずれ新作の“月9・木村拓哉”に会えることを待ち詫びています。

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