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『伊藤くんAtoE』は木村文乃のクールビューティーぶりが全部詰まってる!

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 このご時世にも関わらず、莉桜は常に煙草を切らさないチェーンスモーカー。そして本来であれば、愛すべきはずの自著の読者たちを、“A.ぞんざいに扱われる女”“B.自分の殻に閉じこもる女”“C.愛されたい女”“D.高学歴の鉄壁女”と皮肉を込めた愛称をつけて見下します。

 ただ相談者が目の前にいれば優しく、期待に応えるような最もらしい回答を出す莉桜。それもこれもすべて脚本を面白くするためと、謎のクズ男“伊藤”を突き止めて仕事のネタにしたいだけなのです。

 ドラマ内で、イタい女たちの行動を追跡しては、莉桜は心の中で突っ込みを入れます。第1話で登場した、5年間、一度も愛する伊藤に抱かれたことのない女性A(佐々木希)が伊藤から「好きな女ができた」と言われると『そんなものよ、あなたの価値なんて』。伊藤に置いてけぼりにされるAに『(伊藤とセックスが)したいんでしょ~? 自分の価値を認めて欲しいんでしょ~? 今しかないわよ、早く行きなさい』と意地悪げに言う。こじれた恋愛をしている女性たちを(心の声で)容赦なくぶった斬っていく様子は爽快そのもの。一線級の腹黒さを見せつけられている感じがしますね。

 ドラマには23歳の処女とか、友達の男性を奪ってしまう女性とか“プチ闇”みたいものを抱えた女性が毎度登場します。彼女たちが、それぞれの問題を抱えて生きている姿は他人事ではないと思うのです。誰でも他人に言えない、自分では気付けない何かを抱えて生きているもの。見ていて「辛い」「重い」と反応してしまいたくもなりますが、反面教師と仰ぐつもりでの視聴をお勧めします。

 今回のドラマは来年1月公開の映画に向けた前哨戦です。伊藤に振り回されてきたADまでの女性たちの大トリを飾るのは“E”の莉桜なのでしょうか。長い間、男運も仕事運もなくこじれているNo.1は間違いなく莉桜ですからね。今夜の放送も、映画も待ち遠しい。

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