ミッツ・マングローブ「差別的なものに蓋をする」ことへの懸念は社会に向けるべき。フジテレビ番組ホームページに載せられた「保毛尾田保毛男」謝罪文にみる僅かな前進。

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『とんねるずのみなさんのおかげでした』公式サイトより

 『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)がおよそ30年ぶりに復活させた「保毛尾田保毛男」は、放送後多くの批判がよせられ、放送日翌日の929日に、フジテレビ・宮内正喜社長が定例記者会見にて謝罪するという時点にまで発展した。

 これにて一件落着というわけにはいかず、その後も、お笑い芸人による擁護や、「表現の幅が広がる」という懸念は続いた。例えば、ウーマンラッシュアワーの村本大輔氏は、

というTweet101日に行っている。それに対し、認定NPOフローレンス・駒崎弘樹代表理事が「LGBTの人々は「被害者面」してるのか?」という記事を公開し反響を呼ぶなど、放送から2週間以上経つ現在も非常に注目を集めている(なお、駒崎氏が記事を公開する前日に、村本氏は「あと駒崎さんのことはあまり知らないけど絶対おれより立場の弱い人のことを考えてるはず。考えは変わらないけど、バカって言葉は訂正と反省。不快な思いさせた人、申し訳ない。。」とツイートしている)。

 wezzyでは、「フジテレビによる定型謝罪は、メディアの差別問題を放置するのと同じ。とんねるず「保毛尾田保毛男」が不快だからダメなわけじゃないということ」という記事にて、「時代と違っていて」「不快な面をお持ちであれば」「差別の意図はない」という決まり文句で謝罪を行った宮内社長およびフジテレビ広報に対し、何が問題とされているのかを正確に把握できていないとして批判を行った。

 だが1015日に掲載された『とんねるずのみなさんのおかげでした』番組ホームページでの謝罪文は、これまでの謝罪文とは違う点がみられるものだった。以下、番組ホームページに掲載された謝罪文を引用する。

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