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「結婚したくない」中居正広のような男性の価値観に「人としての欠陥」を責める、偏った結婚観

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 一方で、トピ主擁護に回るコメントもあった。たとえば、既婚者が独身者を羨ましく思っているのだという意見。

「間違いなく、トピ主さまは周りの同僚や上司から嫉妬されてますね。
みなさん、結婚して失敗したと思っているから、はやくトピ主さまを同じ目に合わせたいだけだと思います。
僕、自身は独身でよかったと思っています。
トピ主さま、のらりくらりと結婚をかわしながらら、独身生活を楽しみましょう!」

「ただ単に独身者が羨ましいのかも?(笑) トピさんはトピさんが思う様に生きたらいいんです」

 さらに、結婚が素晴らしいものではなく、地獄であるからこそ、同じ苦しみを味わわせたいのだという推測。

「周りは、あなたの独身貴族ぶりが羨ましいのです。
自分達は稼いだ金を殆ど妻子に持って行かれ、お小遣いと称して妻から『貰う』のはほんのちょっぴり。クーペの新車を買うどころではなく、家のローンの支払いに追われ、そろそろ子供の学費を用意しなきゃいかん…という状態なんです。そんな『悲惨な状態に』あなたを引きずり込み、『ほら見た事か!』といってやりたいだけなんです」

 うーん、古い学校に残る謎風習を「これまで卒業生がやってきたのだから」と強制する学校のような、皆この苦しみを味わっているのだからお前も味わうのが当然だという横暴さが垣間見える。

 トピ主の選択を尊重するものもあった。

「女性ですが、凛とした佇まいで素敵な独身中高年の方々、いっぱいいますよ。
仕事を極めておられたり、自由に恋愛されておられたり。
時間や経済的にゆとりがあるせいか、知的でいつまでもお綺麗で輝いています。
何といっても将来の事をきちんと考えておられる。
いただけないのは、あーだこーだと『結婚出来なかった』理由を探してる人。
急に言う事が変わりだして。
何かがきっかけで気が変わったのか。
どの道に進んでもそれは自分の選んだ結果。
トピ主さまほどお考えがハッキリしているのなら大きなお世話ですよね」

「自分の考えを正々堂々と主張することに何の差障りがあるというのか? 大人と称する幼稚な大人もどきが腹を立てるだけです。
本物の大人はドーンと受け止めて、互いの考えを尊重しながら議論を楽しむものです。
だって結婚観なんて個人の自由だし、結婚を強制することも禁ずること他人にはできないのが前提なんだから。
だったら、オレはこう思う。ワタシの考えはこうです! と酒を酌み交わしなら議論を楽しめばいいのです。
それが大人がムキになって『結婚してから言え!』とかバカなんじゃないかと思う。
だって結婚しないと言ってる人に『結婚してから言え』なんて己の主張の放棄です。
言い負かされて遠吠えするとか、大人として甚だみっともない状態ですよ」

 そう、トピ主の非婚の主張にあれこれ文句をつけて「結婚してから言え!」と結論づけるのは、かなり乱暴なことだ。好きにすればいいのである。

 結婚し新たな命を育むことは、社会的に見れば後の納税者を育てることに他ならない。そうした義務が国民にはあるという主張も唾棄すべきものとまでは言わないが、社会のため、お国のために私たちは生きているわけではない。法律の範囲内で好きなように生きる、その権利が保障されているはずだ。結婚や子育てをポジティブに捉えようがない現実もある。結婚しても不倫をする既婚者や、熟年離婚の多さ。小遣い制で自由な行動が制限されるうえに、産めば産んだで待機児童問題、諸外国よりもはるかに家庭負担が多い教育費に頭をかかえる……こうした現状をはたから見て『うわ~結婚面倒くさい』と思う人がいたって、全然不思議ではない。義務だ責任だと押し付けられれば、いっそう権利侵害されている感覚が強まり、とても結婚や子育てに前向きにはなれないだろう。

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