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昔の彼女が出現し…20年連れ添った夫「もう我慢したくない」愛されなかった妻の苦悩

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 様々なコメントを受けて、トピ主レスが書き込まれた。手紙は掃除をしていて見つけた、一通読んで浮気を疑い、読んだことを後悔したと書かれており、夫との馴れ初めについてもこう記されていた。

「夫は東京の有名大学から地元企業に就職しました。
長身、スポーツマンで、すごくもてました。
私から交際を申し込みましたが、すぐに断られました。他の女性陣も同じでした。
交際も結婚も私からのアプローチで、夫から『好き』『つきあって』『結婚してほしい』と言われたことはありません。
そんなことも思い出されて、自分が情けなくなってきました。
『他に誰か好きな人がいるんだろうな』とは思っていましたが、その人が目の前に現れて、見せつけられた気がしたのです。
しかも、そいうことに無頓着な夫が手紙を整理しておいていることも、ショックでした。
何人の方が書かれているように、浮気よりもショックでした」

 トピ主はこのことを結局、夫に聞けないまま日常を過ごしたが、義姉に「夫が学生時代に付き合ってた人はどんな人か知ってる?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきた。

 義姉によると

Bさん(=彼女)とは1度だけ会ったことがある。両親は何回も会っていると思う。
・夫とBさんは同じ大学。今は何をしているのか知らない。
Bさんは東京生まれ東京育ちで、(夫の地元=地方に引っ越すことに対する)家族の反対もあり結婚できなかった。
Bさんは夫の永遠のあこがれだと思う。

「夫は手紙などに無頓着です。結婚前の私からの手紙は本当にぞんざいに扱っていました。そんな人だと思っていたのですが、彼女からの手紙は丁寧に整理されていました。結局モヤモヤは晴れませんね」

 実らなかった恋ゆえに、良い思い出だけが残ったのか。その後トピ主は夫の携帯も盗み見たが、元カノBさんと夫がショートメールでやり取りをしていることがわかった。

夫『手紙ありがとう。いつも嬉しく思っています。元気そうで安心した。体は大丈夫?』
相手『メールに気が付かなくてごめんなさい。ご心配おかけしました。病気はまだ経過観察中ですが、とっても元気ですよ』
夫『よかった.心配していました。お大事に。じゃ、また!』

 やりとりはたったこれだけだ。しかも返信が遅い。

「夫の発信は同窓会の当日か翌日、相手からの返信は、おそらく1か月後。
夫はそれにすぐ返していて、その後(2か月ぐらい経っていますが)のやりとりはありません」

 トピ主は当初、夫に手紙のことは言い出せなかったと書いていたが、さらなるトピ主レスで、ついにこの手紙のことで喧嘩になったという報告がなされた。

「この週末、この手紙のことでケンカになりました。
元々のきっかけは結婚記念日を忘れていたこと。といっても、夫は結婚以来、覚えていたことはありません。
いつも、私が『来週、結婚記念日だけれど』と言い出し、『そうか』で終わりでした。
今回も同じやりとりでしたが、私の中で、手紙のことが頭をよぎり感情がおさまらず、『あの手紙は何よ!!』と言ってしまいました。
『何のこと?』ととぼけられたので、目の前に出してきて、『これは、何よ!』と。
黙って何も言わないので、手紙を破ろうとしたら止められました。
『浮気してるの?』『そんなことしていない』と言い合いになり、夫が『もうやめるから』と言ったので、『じゃあ、今すぐ電話をして』『そんなことできない』と…。
結局、夫は私の目の前で電話をしました。『申し訳ないけれど、妻が手紙を読んで気にしているので、やめにしたい』と。
相手は『私の軽率な行動で、奥様に不愉快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。近況報告の年賀状のつもりでした。もうしませんとお伝えください』と話したそうです。
夫は、単身赴任先に戻っていきました」

 トピ主は、夫からの熱い愛情のようなものを感じたことが20年ずっとなくて、不安なまま結婚生活を送っていたのかもしれない。

 トピ主と夫との出会いは、スポーツがきっかけだった。夫は国体選手で、トピ主は趣味程度。知り合ってすぐにトピ主から告白したが断られてしまった。だが、トピ主は諦めず猛プッシュする。

「諦めず、毎週のように夫の試合に応援に行きました。1年後、試合の帰りに『送っていこうか』と言われて、家まで送ってもらいました。そのときに『付き合っている人はいるの?』と聞いたら『うーん』とどっちつかずの返事でした。
それから、毎週末、応援とお弁当の差し入れを続けて、試合の帰りには家まで送ってもらうというパターンが1年ぐらい続きました。
その間、好きだとか付き合ってとか言われたことはありません。
最終的に、結婚できたのは、義姉(私の父と同じ職場)のおかげです。
義姉が、夫と私の両親を引き合わせ、夫が『真面目に交際しています』と挨拶をしてくれたのを契機に、結婚話が進みました」

 交際や結婚に至る流れがトピ主の強い押しによるものだ。古い記憶がどんどん呼び起こされさらに昔話は続く。

「試合帰りに送ってもらっていた1年間、『ご飯食べに行きませんか?』『遊びに行きませんか?』といっても『仕事と練習で忙しいから』が返事でした。誕生日やクリスマスのプレゼントもなし。お弁当のお礼にと遠征先でのお土産のお菓子をもらう程度。
その頃、私に見合い話があり『好きな人がいるから』と断ったら、両親が『彼に一度会いたい』と。両親はつきあっていると思いこんでいたようです。結局、グズグズしている私を心配をした両親が義姉(父と同じ職場)に相談し、義姉が夫に『挨拶ぐらいしておいたら』とセッティングしてくれました。
挨拶の後は、試合帰りに我が家に立ち寄って食事をするようになりました(両親もそれを勧めました)。誕生日前に『どこか行きたい?』と彼から聞かれ、泊りがけでしか行けないテーマパークを指定しました。とまどっていた彼に『忙しいと思うから私が予約しておく』と。両親公認の1泊旅行ですから、結婚も当然のムードになりました」

「結婚前、夫の心に誰かがいるのは、気が付いていました。
だから、結婚前後、『私のどこが好き?』とは絶対に聞けなかった。
子供が産まれて、やっと聞けたのが『どうして、私と結婚したの?』でした。答えは『俺のことを本当に好きになってくれたから』でした」

 夫、超受け身だったんだなあ……。押しに弱いという印象でもないが、ズルズル流されている。責任感は強いタイプなのだろう。

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ブログウォッチャー京子

1970年代生まれのライター。2年前に男児を出産。日課はインスタウォッチ。子供を寝かしつけながらうっかり自分も寝落ちしてしまうため、いつも明け方に目覚めて原稿を書いています。

twitter:@watcherkyoko

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