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一気に垢抜けた多部未華子が『先に生まれただけの僕』で表現しているリアルな女心

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『先に生まれただけの僕』公式Instagramより

『先に生まれただけの僕』公式Instagramより

 今回は毎週土曜2200放送『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)に出演中の多部未華子さんについて。制服姿が似合っていた彼女は、気づけばもう28歳の綺麗なお姉さん。ここ最近、一気に垢抜けた彼女は、その美しさに磨きがかかりすぎているんじゃないか。そして、女が急に輝きを増す時というのは、恋をしている時だとも思うのです……(ニンマリ)。

総合商社から私立京明館高等学校の校長に就任した鳴海涼介(櫻井翔)。営業マンから教育の現場への転身に当初は戸惑っていた涼介だが、ビジネス理論や新しい教育方針を学校へ持ち込んだことで、やりがいを感じつつある。一方で、商社の同僚であり恋人の松原聡子(多部未華子)は、学校のことに関心が集中している涼介に迷いを感じ、婚約解消を申し出る”

 6歳年上の涼介と恋に落ち、転勤で遠距離恋愛になってもひたすら恋人を待っていた聡子。ごく普通の会社員で、ごく普通に好きな人との結婚を望んでいる29歳の女性です。聡子に共感を覚える女性も多いはず。

 遠距離恋愛を経て、自分の近くに戻ってきてくれた涼介。なのに校長という新しい仕事内容に夢中で、結婚について話すこともなくなり、こちらを向いてくれていない気がする。涼介の気持ちも理解できるし応援したいから、尚のことモヤモヤする。しかも、教師・真柴ちひろ(蒼井優)が明らかに涼介のことが好きなことにも気づいてしまい……。

「だって涼くん、校長先生になってから一度もウチに来たことないじゃない」(第9話より)

 私がここで引っかかるのは、脳天気? いやKY? いやいや B型男?? と突っ込みたくなる涼介です。長年の付き合いに甘えているのか、仕事が楽しくなりすぎたのか、聡子が思い悩んでいることにはまったく気づかない。でも聡子との結婚は本気で、こっそり婚約指輪を用意しているではありませんか。好きならしっかり聡子と向き合えよ、鳴海!

 悩んでいる聡子が作ったパスタを「辛かったけどうまかった~!」と笑顔で完食し、自分に好意を寄せているちひろにも「また美味しい定食屋さん行きましょうね」と悪気なく言ってしまう。見ているとややイライラしてくるんですけど、こういう女を悩ます男ほど魅力的であるというのが、いくつか恋愛経験を重ねてきたアラフォーの見解ですね……。

 揺れる女心を後押しするかのように、上司の後藤田圭(平山浩行)からの告白される聡子。この二人の恋の行方はどうなるのか?

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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