演出家・市原幹也氏が複数の女性に枕営業を迫ったことを認める。

【この記事のキーワード】
市原幹也氏のホームページに掲載されたお詫び文

市原幹也氏のホームページに掲載されたお詫び文

 演出家の市原幹也氏が、自身の立場を利用し複数の女性に対して性的な関係を迫るなどしたことを認め謝罪する文章を自身のHPに公開した。

 今月中旬、ある劇団女性が過去に市原氏から「一人でするのを手伝ってくれたら仕事を紹介する」などといって性的な関係を迫られたことをツイッターで告発すると、他の女性たちからも「俺と寝たら売れさせてやる」など、市原氏から性的な関係を持ちかけられたことを告発する声が複数上がっていた。

 市原氏は自身のHPで公開した「お詫び」の中で今回の騒動を「私が過去に何人かの女性に対して立場を利用し性的な関係をせまるなどして恐怖を感じさせ、また演劇界に抱いていた夢に対して失望させたという告発がなされました」と説明。「告発された内容と、また告発がなされるまで自分の側からは沈黙していたことについて、心から重大に受け止め責任を感じております」と述べている。

 また「告発の内容には、心当たりがあります」と寄せられている告発を認めた上で、「誠に恥ずかしいことながら、まだ告発に及んでおらぬ方々の中にも、私から精神的苦痛を被った方がおられる可能性を、私は否定できません」とも書いていた。

 現在は「ご本人に謝罪の意思をお伝えする準備」しており、「自分の能力のおける限りもれなくお詫びできますよう、連絡先を設けるなどの方法を探してゆくつもり」とのことだ。

 今年10月にアメリカの大物プロデューサーであるハーヴェイ・ワインスタインが複数の女性から性暴力、セクシュアル・ハラスメントを告発され話題となっている(ハリウッドの怪物プロデューサー、ワインスタイン怒涛のタイムラインと、女性たちの「#Me Too)。

 この騒動を受け、女優のアリッサ・ミラノが、同じように性的な暴行を受けた女性は「me too(わたしも)」と書こう、と提案。俳優・モデルだけでなく一般のユーザーも、#metooを使い、過去に受けた性暴力の告発や、被害者への支援などに声をあげるようになっていた。

 日本でも、この動きは波及しており、ジャーナリストの山口敬之氏からレイプされたことを告発したジャーナリストの伊藤詩織さんを応援するツイートに#metooをつけるムーブメントが怒った。さらに今月17日には、作家・ブロガーのはあちゅう氏が、電通時代に岸勇希氏からセクハラを受けていたことをBuzzFeedにて証言し、#metooをつけたツイートが増加している。

「演出家・市原幹也氏が複数の女性に枕営業を迫ったことを認める。」のページです。などの最新ニュースは現代を思案するWezzy(ウェジー)で。