「若者の恋愛離れを心配」に物申す! 恋愛は結婚のためのツールか?

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恋愛と結婚とセックス・妊娠出産が一本化

 また、牛窪氏は同じく『ホンマでっか~』で共演する“脳科学者”の澤口俊之氏からの伝聞として「女性に限っては、18歳ごろまでに性行為をしてしまうと、高校中退や大学未進学の確率が約2倍に高まる」という説を示し、「本来、家庭の形成を前提とすべきセックス自体の快楽に溺れ、正常な判断力を失ってしまうという。取材でも、そんなかつての自分を悔いる声が、女性たちから続々と聞かれた」と綴っている。こうしたところからもわかるのだが、牛窪氏や彼女が取材した人々にとっては、『恋愛は、結婚(および安定した婚姻生活の継続)のためのツール』なのかもしれない。

 その価値観に従えば、確かに恋愛は面倒くさい。つまり、恋愛と結婚とセックス・妊娠出産を一本化させた状態や、恋愛の正式ルール(男が女をリード)が未だにバブル期を基準にしていることなどが、恋愛を不自由なものにしているのではないだろうか(ただ、結婚にはまったくつながらない恋愛であってもまた、感情のコントロールがきかなくなるなど別のベクトルで厄介なもの……むしろそちらの方が人を混乱に陥れるものだが)。また、恋愛→出産まで一本化した価値観の男女も、少子高齢化を防ぐためだとかそんな大層な理由でもって行動してはいないだろう。そして数十年先まで見据えた“安定”なんて総理大臣だってわかりようもない。

 失敗を……いや、独身者や離婚者を負け組・自己責任と嘲笑や糾弾する世の中を見ていれば、結婚前提の恋愛を面倒に感じ、しかししなければならないと焦る人が増えるというのもわからなくはない。けれど、恋愛なんてもっと自由で、適当で、なりゆきまかせいいのではないだろうか。人生は結婚して穏やかな老後を迎えたら勝ち、なんてゲームでもないはずだ。

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