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広瀬すず『anone』が始末書地獄、ドタバタスケジュールの中で見えた素顔

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 もともとすずちゃんは坂元裕二脚本が大好きで、同局『Mother』も『Woman』も見てたんですって。でも「実は両ドラマとも、最初は坂元さんの脚本だとは知らずに見ていたんです。あの世界観にめちゃくちゃ引かれてしまって。本当に偶然だったんですよ」って。いやいや、これはもう偶然じゃなくて「運命」でしょ?

 キャスティングしたスタッフも「広瀬すずが出演を決めた第一の理由は、坂元裕二脚本だからだよ。それだけ本当によくできた作品なんだ。僕たちの功績じゃない」って謙遜してたけど、たしかに出だしから坂元ワールドが繰り広げられていて、映像が楽しみでしょうがないもの。田中裕子さん演じる亜乃音(あのね)もまたまた超絶にいい味出しているから、微力だけどアツも「とにかく見てみて!」ってみんなに宣伝しちゃってるぐらい。

 あっ、すっかり忘れてたけど『anone』は、何もかも失ってしまったすずちゃん演じるハリカが、裕子さん演じる亜乃音と出会い、生きる意味や本当の愛を感じ取っていくヒューマンストーリー。

 すずちゃんはハリカを演じるために髪の毛をばっさりカットしたの。「ずっとバスケットをしていてスポーツ少女だったので、前髪を伸ばしたかったんだけど、いつもお母さんにガッと切られていて。今回はベリーショートなんですけど、前髪だけは長めに残しておきたくて希望しました。世間との間に1枚、前髪というフィルターがかかっている方がハリカっぽいかなと思って。ボーイッシュな髪型同様、衣装も男の子っぽい感じで。いろいろなバランスを考えながら、私なりの意見を言わせてもらってます」としっかりコメント。

 さらにハリカのキャラを自分なりに深堀りして苦悩していた時に、「坂元さんからハリカのキャラクター設定が細かく書かれた資料が10枚ぐらい届いて。それをヒントにハリカの人物像を組み立て直していきました。ハリカの過去や半生が丁寧に書かれていて、掴みやすかった。ハリカは友達付き合いが苦手だったり、普通の10代の女の子のようにキャッキャッしてないんです。そこは私自身もちょっと似てて。私はすごく冷めてる部分があるので、ハリカと共有できるところが見つかったなって感じました」って。

 画面からは元気いっぱいなすずちゃんを感じることが多いけど、実際は少し違うみたい。「私もわが道を行くし、いろんなものにしがみつかないタイプ。私自身、すごくドライな性格なので、そんな所はハリカに共感できるし」と意外な素顔を披露してくれて、ちょっとビックリ。お顔は相変わらず可愛いんだけど、声のトーンは落ち着いていて、じっくり考えてから言葉にしている感じでね。

 2017年は「前半は映画の撮影に忙殺されていました。目まぐるしい毎日」だったそう。20186月には晴れて成人になるけど「まだどんな10代だったか、振り返ることはできないかな。もっともっと後になってからわかるんじゃないかなと思ってます」とキッパリ。さらにどんな20代にしたいか聞いてみたところ「うーん、いろんなことを自分自身で決断できる大人になりたい。もっと自分の意見も言えるようにしたいし、仕事の面でもプライベートでも、成長していきたいし」と、どこまでも立派!

 これだけ可愛くて才能もあって、先々まで大きなお仕事が決まっている売れっ子なのに、ぜーんぜん浮かれてないの。すずちゃんとはまだ3年ぐらいのお付き合いだけど、アツのほうがよっぽど浮かれぽんち全開でお恥ずかしい……。

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