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Hey!Say!JUMP 山田涼介が急成長! しごき続けた2人の裏方の存在

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 ベテラン陣に囲まれての山ちゃん。日テレの主演ドラマは約3年ぶりなんだけど、クランクインした12月当初は「正直、コンサートに年末年始の特番や音楽番組、紅白のリハなんかで頭がいっぱいだった」そう。主演映画『鋼の錬金術師』の公開と怒涛のキャンペーンもあって超多忙な毎日だったしね。でもそこは弱音を一切吐かない男。「何とかドラマ用にうまくスイッチを切り替えた。それが仕事だもん」とサラリ。まぁこうやっていつもクールに言い放つんだけど、この人の場合、ファンの皆さんはご存じだけど、根はアツアツの熱血漢だからね。

 山ちゃんは人知れずいろいろと模索するのが常。今回は東大卒のエリートなんだけど、家では優秀な兄や姉と比べられて、ちょっぴりコンプレックスを持っている融通のきかないキャラクターとあって「最初は悩んだんだ。でもプロデューサーから『秀作は山田くんみたいにしっかりしてないから』と言われて。それで『あっ、そうか』って。それでやっと具体的なキャラが掴めた」んだそう。そうそう、そうなのよね。彼はスイーツ好きでカフェ巡りが趣味と女子力も高く、外見も可愛いんだけど、本質はびっくりするぐらい骨太でメンバーの誰よりもしっかり者なのよ。「秀作は勉強はできる奴なんだろうけど、ちょっと抜けてる所もある末っ子キャラなんじゃないかなと思って」役作りをしていったそうなの。しっかり作戦も練るけど、勘がよくて器用で、今更だけど演技が本当に上手なのよね。

 アツが初めて山ちゃんを取材したのは2006年の『探偵学園Q』(日本テレビ系)で、これが彼のドラマ初出演作だったの。横須賀で確か船上ロケだったと記憶しているんだけど、真っ白なマシュマロほっぺをした可愛い少年で、ひと目見た時から「すごいのが入ってきちゃったわ。こりゃ売れるね」と確信していたの。

 その時も船上ロケでベテランの俳優さんたちが船酔いでヘロヘロになってたのに、山ちゃんはケロッとしていて物怖じもせずインタビューに答えていて。本人はまったく意識していなかったけど、当時からそこはかとない大物感は漂っていたのよね。このデビュー作から、今回の『もみ消して冬』まで、長きにわたって山ちゃんの成長を近くで見てきたのが櫨山裕子プロデューサーと中島悟監督なの。

 今でもよく覚えているのは、『探偵学園Q』や『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』の撮影時、まだ経験も浅く可愛い少年だった山ちゃんを中島監督が叱り飛ばしていたこと。ファンキーな中島監督は優しいんだけど、ちょっと口が悪くて「そうじゃない、もう一度」「違う、やり直し!」「何やってんだ、何度言えばわかるんだっ」などと怒っていて、聞いてるこっちが泣きそうになっちゃうことがしばしばあったのよ。

 『スクラップ・ティーチャー』の時は中島さんはメイン監督ではなかったんだけど、山ちゃんはじめ、中島裕翔くんや知念侑李くん、有岡大貴くんも一緒に出ていて、リハなんかで前途有望なこの4人をこっぴどく叱っていて。驚く時が多かったんだけど、心配になって山ちゃんたちの様子を見に行くと、みんなケロッとしていたのよね。注意されたらすぐに改善して、もう2度と同じ失敗はしなくて。まだみんな10代だったのに立ち直りが早くて打たれ強いというか、習得力がハンパなくて、いつも感心してたの。

 山ちゃんに「中島監督は怖くなかった?」って聞いてみたら「悟さんには本当にしごかれてきた。でも悟さんはそういう人なんだよね。だから怖いって感じたことはないな」って。「どんな要求にも応えられなければそれまでだしね。信頼関係があるから今は俺も言いたいことは言うし」と余裕の一言。ホント肝が座ってるわぁ。

 今回もね、「コメディーだからってただ笑わせにかかってるわけじゃない」らしくて「真面目にやればやるほど面白くなるんじゃないかな」って言ってたわ。梅雀さんとのカラミも必見だし、「波瑠ちゃんとは共演経験があるから気心も知れてるし」って。でも何が笑わせるって征悦さんとの兄弟コンビのチグハグなやりとり。「第1話は父親が女性トラブルを起こして危機一髪って感じなんだけど、第2話は兄貴がとんでもないことをやってくれる。台本を読んで俺も笑っちゃったよ」って言ってたわ。事前に2人でセリフの読み合わせをするわけでもないんだけど、あうんの呼吸で息の合うお芝居をしていて、これはもう見ないと絶対に損しちゃうわよ。カッコイイ山田涼介もステキだけど、彼はコメディーでも十二分に実力を発揮してくれているから!

 「悟さんには今回『ハムスターをイメージして演じて』っていう無茶ぶりをされたしね。新しい山田涼介を見せていきたい。ただ根底にあるのは“家族愛”だから、いくらバカをやっても、そこだけはきちんと伝えられたらと思ってる。とにかく家族や友達、恋人と見て笑い飛ばして欲しい」んだって。

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秘密のアツコちゃん

約20年間、アイドル、タレント、女優、俳優、監督や脚本家など、さまざまな業界人とともに仕事をしてきた結果、気づけばとんでもなく情報通に。毎日、テレビ局や出版社、レコード会社や映画会社などに日々出没し、マスコミ界隈をふわりふわりと歩き回っている。

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