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『トドメの接吻』山﨑賢人が“エロクズホスト”で新境地開拓も、ごった煮ストーリーに満腹

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『トドメの接吻』公式サイトより

『トドメの接吻』公式サイトより

 今回は『トドメの接吻(キス)』(日本テレビ系列・毎週日曜2230分~)に主演する山﨑賢人さんについて。爽やかなミントの風を吹かせて、(昭和風に言うと)世の女性たちの目をハートにさせてきた山崎さんが、今回は一転、エロクズ男子へ……。個人的には、非常にタイプな演技の方向へ流れてくれたことにほくそ笑んでおります。

“幼い頃、弟を目の前で亡くして以来、人を愛することをしなくなった歌舞伎町のホストクラブ「ナルキッソス」のNO.1ホスト・堂島旺太郎(山﨑/通称エイト)。金のために女を利用すると決めた彼が今狙っているのは、社長令嬢の並樹美尊(新木優子)。時を同じくして「嫉妬に狂った女が自分の唇に毒を塗ってキスで男を殺した」という噂が歌舞伎町で横行。エイトもキスで殺す女(門脇麦)と遭遇してキスされてしまうものの、殺されたかと思いきや奇妙なタイムリープ現象が起きるように……”

 第1話視聴後に思ったのは、多種のエンタメ要素が錯綜している内容だなということです。それはもうお腹いっぱいになるほど。

 まずは、人気NO.1の座に君臨するホストがセレブ女性たちを手玉に取って、お嬢様と恋に落ちていくーーひと昔前のドラマのようなベッタベタな設定。アラフォー視聴者はにんまりとしたはず。そして山﨑さんクラスの造形美を兼ね備えていなければ、発することさえ許されないようなクズセリフの数々。聞くたびにこちらはドキドキですよ。

「必要なのは愛じゃない、偽りの嘘を振りまいてオレは成り上がる!」(ナレーションより)
「(美尊に生意気な態度を取られても)金の成る木だ、ガマンガマン」

 エイトは“キスで殺す女”とキスをするたびにタイムリープするのですが、これが大ヒット映画『君の名は。』や、『木更津キャッツアイ』(TBS系・2003年)の逆再生も彷ふつさせ期待値が上がります。ちょっと訳のわからなくなる感じが面白かったりするわけです。

 あとは各所で話題になりましたが、スタークラスの若手俳優陣が集結している上に、選り取りみどりのイケメン祭りだということ。主演の山﨑さん、ホストクラブの後輩に志尊淳、美尊の兄に新田真剣佑、片思いする友達に佐野勇斗。そしてエイトにアドバイスをする謎のミュージシャン役に菅田将暉。この謎のミュージシャンが、かつて事故によってエイトの目の前で命を落としたという弟ではないかというのがスナイパー小林予測。

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スナイパー小林/小林久乃

文筆家、編集者、エンタメ&テレビドラマ評(コラム)からの愛酒家。出版社2社で女性ファッション雑誌、情報誌の編集部員を経て、まんまとフリーランスに。ライターの先生や地方で講演と楽しいおしゃべり仕事もしてます。静岡県浜松市出身。アラフォーで正々堂々の独身を誇る…。

@hisano_k

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