『トドメの接吻』山﨑賢人が“エロクズホスト”で新境地開拓も、ごった煮ストーリーに満腹

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 イケメン勢を束ねている山﨑さんですが、彼の知名度を全国区にした役といえばやっぱり朝ドラ『まれ』(2015年)での紺谷圭太役。セリフで慣れない方言を話すたどたどしさが新鮮でした。ドラマそのものも全体的に若々しいキャスティングで、最終的には小学生の子を持つ父親という実年齢を考えると無理な設定も意外とハマっていたな~、ということを思い出します。ちなみに今回は『まれ』の寺岡みのり役・門脇麦さんとの久々の共演です。

 ジャンルを問わず、いくつもの漫画実写映画に引っ張りだこで、2年前の月9『好きな人がいること』(フジテレビ系・2016年)では好きな女の子に冷たいけど、いざという時に頼りになるという王道のヒーロー役を演じるなど、ほぼ一貫して爽やか路線から外れなかった山﨑さん。しかし『トドメの接吻』では爽やかモードを封印しています。タイトルからしてキスシーンは多いと予想していたとはいえ、10分に1回はやや多すぎて雑な感じが否めず。今後の展開でキスの質が高まっていくことを期待しておきます。

 と、並べただけでも本編の所在が不明になるほどいろんな要素が詰まっているのが『トドメの接吻』。ここからストーリーがまとまっていくのだと思いながら、ワルとお嬢様の悲恋の続きを待ちわびることにします。

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